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低学年のうちは勉強時間が短い子ほど成績がいい!?

勉強時間と成績が、必ずしも比例していないのが低学年です。「子どもが集中できる時間は学年×10分」という話を聞かれたことがあるでしょうか。しかし、お家で勉強していると、実際に集中できている時間はその半分くらいでしかないことが多いのです。特に低学年の算数は、短い時間でやりきってしまいましょう。その短い時間は本気で集中できている、そういう子こそが伸びる子どもです。

短時間集中のコツは、1つは「この問題までやろう」「1番と2番を何分でやろう」というように、細かい目標設定をすること。やり始めてもいつ終わるか分からないと、どこかで集中が切れてしまって、ぼーっと過ごす時間が生じます。算数は1問ずつ区切りやすいので、特にこの方法がおすすめです。

2つ目は、学習時間を短く区切って分割することです。30分かけないと終わらない学習であれば、10分を3回に分けて取り組みましょう。気を散らせながら30分やるのに比べて、1時間以上やったくらいの価値があります。

とはいえ、宿題や課題をやりきらせて算数が嫌いになってしまうよりは、全部できなくても算数が好きでいられるほうが本来は大切なことです。お子様が集中できる時間がどのくらいかをよく見て、場合によってはやりきれなくても大目に見てあげるのも悪いことではありません。

つまずいても大丈夫。「条件整理」で乗り越えよう

まず、算数が嫌いになってしまう理由は「問題が解けないから」に尽きます。テストで点数が取れない時は、授業をしっかり聞いていないか、宿題を適当にやっているかのどちらかである可能性が高いです。

授業をしっかり聞いて、書いて、考えることができていて、宿題もすぐできるというのが、本来は一番良い状態です。テストでも点数が取れて、「うれしい」→「楽しい」→「算数が好き」という好循環が生まれます。その流れをつけさせてあげられる塾を選ぶのも大切なことです。

しかし実際には誰もがどこかで必ずつまずきを経験します。そんな時にはまず、「条件整理」をしてみましょう。条件整理とは、問題文をまず読んで整理してみること。メモ程度でもいいので、読み取ったことを書き出してみてください。整理するうちに、問題文にはない隠れた条件が見えてきます。書く作業は文章をしっかり読むことにつながるのです。これを低学年からやっているお子様は、高学年で必ず伸びます。逆に、何も書かずにぼーっとしてるお子様はなかなか問題が解けず、算数嫌いに発展してしまいます。

また、低学年では、算数の答えしか書かないお子様が圧倒的に多いです。見てパッとわかる問題であれば構わないかもしれませんが、習ったばかりでやり方を覚えているから途中式を書かないのであれば、それはよくありません。途中式を書く、箇条書きのメモをする、図を書く。どんな形でもいいので、必ず書いて習ったやり方を紙の上に再現するからこそ定着します。

算数で大切なのは「できた!」という感覚。つまずいた問題を乗り越えた時は、喜びもひとしおです。この嬉しさを繰り返し味わって、算数の世界をどんどん広げていっていただきたいと思います。