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みなさん、毎年この時期は体の不調を感じることが多くありませんか?実は、日照量の低下はもちろん、湿度と低気圧の作用が加わって3つがセットになることで、人間の脳は意欲が低下してしまうんです。

しかし梅雨は悪いことばかりでもないんですよ。

というのも、雨が降ると記憶力が上がるということがオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の実験で解明されたんです。意欲がなくなるのに記憶力が上がる。少し矛盾するように感じますが、これの理由は原始時代まで遡ります。今でこそ雨の日に出歩いてもまあまあ安全ですけれども、大昔は今より簡単に川が氾濫したり、土砂崩れなんかも起こってもっと危険でした。
そこで人間の脳は日照量の低下、湿度、低気圧、この3つが揃うと無意識のうちに雨だから危険だと本能的に感じ取って、外に出るという意欲がわかないようになっていったんですね。そのかわり記憶力を高めて危ない場面を覚えておくことで再会を防ぐことができたんです。

例えばこういう音がしたら洪水が起こったとか、家の裏がガサガサッといった後に土砂崩れが起きたとか。そういう細かいところまで記憶に留める。そうすると、次に雨が降った時に同じことが起こったら身を守る行動が取れますよね。だから記憶力を高める意味があったんです。

一方で晴れた日にはフロンティア精神、つまり好奇心を持って新しいものにチャレンジする意欲が湧いてきて、想像力が高まるように脳が設計されています。そこで天候に合わせた勉強法が大事になってくるんです。

結論から言うと、雨の日には記憶中心の勉強をやる方が有利になります。例えば漢字。そのほかにも社会や理科の暗記項目などが脳科学的には覚えやすくなります。逆に梅雨でも雨が降らない日は、算数や数学の難しい応用問題を解くことが有利になりますよ。また復習は記憶を固めること、予習は新しい分野の勉強が中心ですよね。ですから雨の日は復習、晴れた日は予習が効果的なんです。ぜひ天気に合わせて勉強の中身を変えることをお勧めします。そして、梅雨の時期に脳の力をアップさせるには、中華料理がとってもお勧めなんです。

次回は「中華梅雨の時期には中華料理!脳機能アップの簡単レシピとは?」をお届けします。

※本記事は「勝負メシ」に掲載の吉田たかよし先生動画より抜粋。
https://youtu.be/UfhN4f77FQg

≪吉田たかよしprofile≫
京都市出身。医学博士(東京大学大学院修了)。
受験を専門に扱う心療内科クリニック「本郷赤門前クリニック」院長。
学習カウンセリングのスペシャリストであり、
自身も灘中学受験を経て東京大学に合格した受験のスペシャリスト。