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お子様向けに、好奇心を育む理科コラムをお届けします。

今回は体がかわく時に寒く感じる理由を考えてみましょう。

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冬は、風邪をひきやすい季節ですね。
では、なぜ風邪をひきやすいといわれているかをひも解いてみましょう。

お風呂あがりや雨にぬれたときに、「はやく体をふかないと風邪をひくよ」と、言われたことはありませんか?確かにぬれたままでいると、どんどん体が冷えていきます。
その原因のキーワードは、気化熱です。気化熱とは液体が蒸発するときにまわりから吸収する熱のことです。

蒸発とは、液体が気体になることをいい、蒸発するためには熱が必要になります。液体は、その熱を、ふれているものからうばいます。
だから、体がぬれていると体の表面の水が蒸発するときに熱がうばわれるので寒く感じるのです。

では、ほかに気化熱に関係ある身近な出来事にどのようなものがあるのかを考えてみましょう。
打ち水という言葉を知っていますか?
庭や家の前の道に水をまくことを打ち水といいます。打ち水をするとすずしくなるという、夏の暑さをやわらげるための昔の人の知恵です。
まいた水が蒸発するときに、太陽によって熱くなった道から熱をうばってくれるのです。昔はクーラーがなかったので、理科の知識を知恵として使っていたのですね。

ほかには、冷蔵庫もその多くが気化熱を利用しています。冷媒という液体を冷却器というところで液体から気体に変えます。そのときにまわりから気化熱をうばうことで温度が下がるしくみです。
その後、気体となった冷媒は圧縮機というところに送られて圧力(外から押さえられる力)をかけられることで液体にもどります。
このように冷媒が冷却器と圧縮機を行ったり来たりすることで冷蔵庫は冷えているのです。

身の回りにたくさん理科の知識がかくれているので、ふしぎに感じたことを質問したり、調べたりすると楽しいですよ。