中学受験で圧倒的合格者数【浜学園】
偏差値アップで「中学受験でわらう」子供を増やす。

【Webサイト】今年度より塾生全員に非認知スキル教育を提供!
【対談記事】浜学園が「非認知能力」に注目する理由

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息子3人が全員、日本で最難関といわれる「灘」「東大理Ⅲ」に合格したことにより、「ゴッドマザー」として有名になった佐藤亮子さん。(編集部注:2017年春長女も東大理Ⅲに見事合格されました。おめでとうございます!)
徹底したリサーチと効率最優先のメソッド、そして子どもへの愛情をもって子どもたちを合格に導いた佐藤さんを見て、「ぜひ、我が家でも!」と思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、保護者の方からよく出る質問を中心に、カリスママザー・佐藤さん流の子育てポイントを語っていただきました。全8回でお送りします。もしもご家庭に合いそうなテクニックがあれば、参考になさってください。


【扱い次第で人生が変わる!スマホとの付き合い方】

単なる娯楽としてではなく、今や連絡網や情報源、ときには安否確認のツールとしても使われるようになってきたSNS。
そして、現代の子どもたちとは切っても切れない、スマートフォンとの関係には、悩まれる保護者の方も多いのではないでしょうか。佐藤さん流、SNSやスマホとの付き合い方について教えていただきました。

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【ママ友間では、SNSは情報源に】

子どもが通っていた塾でも、学校でも、ママ友同士のつながりがありました。たとえば灘校のママ仲間でSNSのグループを作って、成績がそろそろ返ってくる頃よね、って話をしたり。
「えーっ!うち、まだ見てないけど!」となって、隠していたテストを子どもがしぶしぶ出してきたこともありましたよ。子どもが、お母さんネットワークは怖いなって(笑)。

男の子は中高生になると、学校で何があったか、話さなくなるんですよ。子ども同士で、先生に怒られたこととか、都合の悪いことを隠したり。聞いても、「普通」「別に」とかね。ママ友同士のSNSは、情報源になっていました。たとえば塾のママ友なら、「うちの子寝てばっかりなのよ」「算数だったら、あの先生に聞いたら?」とか。そのときのママ友とは、いまだに集まったりもしています。

【「つながり」よりも大切なもの。ルールを決めて、上手に付き合う】

SNSもそうですけど、やっぱり、スマホの扱いで人生は変わると思います。メッセージのやりとりもゲームも、10年後にその知識が役立つことって少ないじゃないですか。
刹那的なことで人生を変えるな!って言いたくなることもあります。子どもの場合は、「帰宅した瞬間に、電源を切って預けさせる」とか、家庭内でルールを決めないといけないと思います。

家の中では、「やらせたいものは動線を短く。やらせたくないものは動線を長く」するのが基本です。勉強道具はすぐ近くに、テレビやスマホは遠くに。
うちの場合は、子どもが勉強中に調べものをするときには、私(=母)のスマホを使わせています。子ども本人のスマホで調べ物をさせていたら、メッセージのやりとりとか、ゲームとか、他のことに気を取られてしまいますよね。私のスマホなら、そういうことはありません。

子どものスマホは、寝る前に本人に返しています。メッセージなんかのチェックは、そのときにしているみたいですね。

私の考えですが、勉強は基本的に孤独なものだと思うんですよ。
わからないものを、なんでかなー、と自分で考えて、調べて、解決して……という。
SNSで「つながる」よりも、その孤独感に耐えてこそ、将来に役立つんだと思います。


全8回でお送りした「佐藤ママが語る」シリーズいかがでしたでしょうか。
最後に、佐藤亮子さんから、いま子育てをしている保護者の方へのメッセージをいただきました。

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【「18年間、楽しかった」と思えるようなプランニングを】

子どもっていうのは、絶対に「また小さくなる」ことはないんです。
だから、小さい頃を楽しむっていうのが大切でしょうね。子育てが楽しくないと、育てられている子どもも楽しくないと思うんです。

うちでは、子どもがたとえば40歳になったときに、「あの18年間は楽しかったな」と思ってくれるような育て方を心がけたいなと思っていました。
ただし、だからといって、ただ遊ばせているだけではダメなんです。
遊ばせているだけだと、受験に失敗したりして、結果として「楽しくない思い出」になってしまいますから。

受験について話をすると、やっぱり親の側が、成果が上がるようにやり方を工夫しないとダメ、というのが私の意見です。
「お母さんが言ったことを3ヶ月やってみたけど、全然成績が上がらなかった」っていうことになると、子どももついてこないんですよ。だから、やり方を工夫して、小さな達成感を持たせながら、前へ、前へ進んでいく。
そうすると、結果にもつながってくると思います。