【中学受験】受験科目の社会どうする?浜学園学園長が受験科目選定の注意点を伝授!
全国的には4科目が主流です
まず、実はこの悩み方をされるのは、基本的には兵庫県をはじめとする関西圏の方だけなんです。 この地域では多くの学校で3科目での受験か4科目での受験かの選択が可能で、受験の幅の広がりがあります。ところが関西圏を離れますと、岡山など一部兵庫県に寄っているところを除き、基本的には4科目です。それが当たり前なんです。
お子様が通塾なさっている浜学園は兵庫県にもたくさん教室がありますから、3科目が主流で、4科目を選択するのかしないのか、というお考えがどことなくあるかもしれません。しかし、全国的には逆で、4科目での受験が大前提になります。 ですので、例えば親御さんの転勤や引っ越しなどの可能性があるということでしたら、4科目勉強しておかないと大変なことになる、とお考えいただくのがいいですね。
出願の可能性を考えた対策を
とは言え、関西圏では3科目か4科目かを選択できます。その中で4科目を選択するとなると当然勉強する時間は増えざるを得ないのですが、他の地域の方は4科目勉強しているため、極端に不利になるわけではありません。 また、最近の関西圏の社会の傾向としては、一昔前に比べると点数が取りやすくなっているという印象はあります。 もちろんこれは大人の勝手な見方ですから、子どもたちにとってはそれでも大変なのですが。ともかく、3科目の点数でも4科目の点数でも出願できるような学校を視野に入れているならば、社会は勉強しておくのが良いかと思います。
社会の勉強は早めに始め、学年が上がるときに見直す
中学入試は、難しいものですと高校入試と変わらないレベルの問題もありますし、中には高校入試をも超えるレベルの問題も出てきます。ですが、その手前の部分の、都道府県・日本の中での常識・有名なもの・特色などを知ることはさまざまなことに活きてくるため、早めにスタートを切っておくのは良いことだと思います。その上で、3科目で受験を乗り切ることができると判断したら、学年が上がっていく中で社会を外し、空いた時間を国語や算数や理科に回す、という方法もプラスになるかと思います。随時状況を見ながら考えていくのがいいでしょう。
お住まいになっている地域も含めてお考えいただき、教室などでお声がけ、相談していただきたいと思います。ぜひご検討してみてください。
まとめ
- 転勤や引っ越しの可能性も考えて決める
- 4科目の選択ができる学校を視野に入れているなら、社会は勉強しておく
- 学年が上がる中で、社会が必要かどうか判断していく
※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/6g4Zma82jWY?si=dzUNZNLuGgqpAglz)を参考にまとめています。
進学教室浜学園