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小学4年生の息子が、風邪などで体調不良が続き塾や勉強をお休みしてしまうと、勉強が思うように進みません。体調が悪い時はしっかり休ませたほうがよいのでしょうか。風邪程度であれば勉強はさせるべきでしょうか。

勉強に遅れをとる不安はわかりますが……

 
当たり前のことを言わせていただくと、体調が悪ければ休まないといけません。しかし、この質問は4年生の保護者からいただいているので、塾の勉強が難しくなってきていて、「ここで授業を飛ばしたらついていけなくなるのではないか」と思うのでしょう。当然、何もつまずくことなく勉強できることが一番の理想ではあるのですが、人間にそんなことはできません。また、高学年になると、例えば6年生には修学旅行があります。しかし、「ここで授業を飛ばしたらいけない」と考え始めると、そうした行事にも参加できなくなってしまいます。

まず、学校の生活がベースとして無くてはならないことだと考えてください。そして、当然学校に行けば疲れて帰ってくることもあります。人間は常に万全の体調でいることはできません。万全の体調でない時に、早く回復させることを考える、あるいは、自分が体調を崩す予兆を子ども本人に分かってもらう必要性も、6年生ぐらいになったら出てきます。

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入試前日に熱が出ることもあるのです

 
今回は、通常時に塾の勉強を休むことについてのご質問ですが、例えば入試の時期、本番前日に熱が出ることもあります。その時には、これをしたら身体が楽になって勉強ができる、入試に向かえる、といった回復手段を持っておくことも必要になります。もう少し高学年になって体力がついてくれば、そうしたこともできます。もちろん、風邪程度という前提での話なので、重病であれば別ですが。

抜けてしまった単元は何かを意識しましょう

 
では、勉強を休ませた後どうすればよいのかについてお話しします。塾などには、いわゆる「単元」がありますよね。例えば修学旅行で休んだ授業や、遠足で疲れ果てたまま受けたためあまり集中して聞けなかった授業、それらで習う単元は何であったのか、これをぜひ意識してほしいのです。 授業を休んだからついていけなくなるという発想ではなく、休んだからこの単元が抜けているという発想を持つのです。4年生くらいの学年は、本格的に入試問題を解いているわけではなく、入試において必要となってくる技術や材料を集めている段階です。入試問題を解く時になって、どの材料が足りないのか見えなくなってしまうのはいけません。模試やテストで、もし点数の悪い回があったとしたら、その原因が、体調が悪かったのか、もしくは苦手分野で理解が進まなかったのかの違いがあったとしても、その単元が抜けてしまっているということは同じです。そこで「この単元が抜けているのだ」と意識することが大切なのです。

休ませた後の対処法を考えておきましょう

 
浜学園の長期休暇の講習では、同じ単元の前段階の学習内容にもう一度1から取り組みながらレベルを上げていきます。いわゆる「スパイラル方式」です。(浜学園の学習システム「スパイラル方式」について詳しくは、浜学園ホームページをご覧ください。)同じ内容を繰り返すのではなく、学習の度に少しずつレベルを上げていくのです。必ず一つ上の段階に上げようとするのですが、復習もするのです。そうする時に、得意不得意の単元を意識できるかどうか、取り組みに強弱をちゃんとつけられるかどうかがとても大切なのです。可能な限り、できなかったところや体調の関係で勉強の予定が崩れたところに時間を使いたいですね。

以上のことを意識して、子どもの体調を早く戻すことを心がける、また風邪や熱など入試の頃にも起こる可能性が高い体調不良に対して、子ども自身が回復の手段を持てたら良いかと思います。基本的にはやはり体調が良いことが大事ですよね。そして休ませた後の対処法を決めていただけたら、と思います。

まとめ

 

  • 体調を崩す予兆を意識したり、早い回復方法を考えたりしておく
  • 休んだ場合は、抜けてしまった単元を意識する
  • 復習する際に抜けてしまった単元に時間を使う
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3185名、19年連続、38回の合格者数日本一(2023年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/tHvv1kUqs74?si=SxyyAVygS7gnRwdr)を参考にまとめています。