中学受験で圧倒的合格者数【浜学園】
偏差値アップで「中学受験でわらう」子供を増やす。

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【対談記事】浜学園が「非認知能力」に注目する理由

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小4男子の母です。内容がどんどん難しくなってきたのか、勉強に苦手意識を持ち、嫌がるようになってきました。クラスで上位の成績をとっても上のクラスに上がれず、モチベーションも下がっています。頑張れの一言もうるさく感じるようになってしまっています。やる気を起こさせる声かけなど、アドバイスをいただきたいです。

成績が常に上がり続けることはありません

 
ちょうど3年生、4年生、5年生のあたりというのは、確かに難しい部分はあるだろうと思います。きっと1年生や2年生だと、保護者の方に言われたまま塾に行って、そして何をしても褒めてもらいやすいですよね。

5年生ぐらいになったら、保護者の方は「もう受験が近くなってきた」という感覚を持ちますけれど、子どもたちにとっては、まだまだ先の話です。こういう時は、確かにとても難しいのです。

その時に保護者の方に持っていただきたい意識があります。それは、成績が常に上がり続けるということはないということです。

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偏差値のマジックを知る

 
偏差値というのは、ある面マジックです。普通、勉強を頑張ったら点数は上がるものだと思います。しかし偏差値の数字は、皆の点数が同じように上がれば変わらないんです。自分のいる位置を表すのが偏差値なのです。偏差値が変わらないということは、皆と同じようにレベルが上がっているということです。

偏差値がどんどん上がるということは、他の人たちをどんどん抜いていっているということなんです。世の中の皆がどんどん周りを抜いていくことは無理ですよね。得意なところがテストに出た人は偏差値が上がるかもしれませんが、苦手なところが出た人は下がります。

例えば、もしずっと偏差値を維持できているなら、同じ年齢の同じ進度で勉強をしている子どもたちと同じように、きちんと学力が上がっているのです。「子どもはちゃんと頑張っている」ということを保護者の方には思っておいていただきたいです。

2年生ぐらいから6年生までずっと成績が上がり続けるというようなことは無理です。実際、偏差値はそのようになっていないはずです。

「できたこと」に目を向け、しっかり褒める

 
ですから、それよりも「できたこと」に目を向けることが大切です。例えば浜学園では毎週、授業の確認のための復習テストがあります。そして、このテストでクラスの平均点以上取れたとします。そうしたら、新しく習った、将来受験で使うための「材料」つまり「解き方」「覚えておかなくてはならないこと」を皆と同じように、きちんと吸収したということです。「1週間、ちゃんと頑張った」と保護者の方は子どもに言ってあげなくてはなりません。

つい保護者の方は「当たり前」と思ってしまうのです。でもそうではないのです。子どもは、皆と同じようにきちんと「材料」を取っているんです。平均点だと「良くない」ではなくて、「同じようにちゃんと取れている」のです。そして平均点以上を取れているのでしたら、同じように習った子どもたちの中でも「より頑張った」というように、しっかりと褒めてあげないといけませんね。

勉強の「材料」に取りこぼしがあってはいけません

 
重要なのは、平均点よりも低かった時です。それは、皆と同じように「材料」を取っているわけではないかもしれないということです。そうすると、例えば数ヶ月後に実施される公開学力テスト、あるいは6年生で解く総合問題で出題された時に、解けなくなります。

そのため浜学園では、細かく単元を割ってテストをして確認しています。平均点を下回ったところは「材料」を取り漏れている部分ということです。将来どこかでつまずくかもしれないということを意識しておく必要があります。

長期休暇の期間に、浜学園では、同じ学年の中でも重要な単元をもう一度やります(スパイラル方式と言います)。そして学年が上がっても、桁が増えたりすることはありますが同じような基本的な問題をし、テストをします。今は特に4年生さんなので「材料」集めをしていますから、そこの部分の取り漏れがないかどうかを意識することが大切です。

子どもは、保護者から認めてもらいたいのです

 
しかし、遠足で疲れてた、体調が悪かったなど、いろいろな理由で取り漏れることも必ずあります。常に完璧な子どもなど、基本的にいません。そういう点、浜学園であればWebの授業もあったりします。それを利用して、見直す機会をもつこともできます。そして「ちょうどこの単元出てきたな」と思って安心して長い休みに入れるのかどうかも大きいです。それで復習テストを受けて「いけた!」と思えたら、十分価値があるのです。こういう意識を持ってほしいと思います。

いつも言うのですが、子どもたちは一番に保護者の方に褒めてもらいたいし、認めてもらいたいと思っています。これは間違いありません。先生に褒められるより保護者に認めてほしいと思っています。

当然、時間の管理など、いろいろなところで「怒る」ではなく「叱る」ということは必要だと思います。しかし基本的には、やはり保護者の方に、頑張ったことに対して、たとえ平均点でも、これは平均点な成果ですから、褒めてあげてほしいですね。どうしても塾などに行けば競争の中に晒されてしまいます。そういう中で子どもは戦ってきていますから、帰宅した時に、頑張ったことに対して褒めることは大事ですね。ただ、何でもかんでも受け入れている保護者がよいとは思いません。時間の管理や自分の持ち物の管理などの、しつけの部分はしっかり叱られたらよいと思います。成績の部分に関しては、少し見方を変えていただけるとよいかと思います。

まとめ

 

  • 子どもの「できたこと」に目を向ける
  • 偏差値の特徴をふまえて成績を見る
  • 復習テストで平均点を取るとは「皆と同じように学習できている」証し
  • 「褒める」と「叱る」の両方を大切に
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3185名、19年連続、38回の合格者数日本一(2023年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/OEa4dArUZ0g?si=uXQgjIklwKLJisVf)を参考にまとめています。