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小6男子の保護者です。過去問は一週間にどれだけやればよいでしょうか。

過去問に取り組む目的とは

 
中学受験をするにあたって、小6の秋の終わりぐらいというのが、季節的には非常に悩ましい時期なのだと思います。

ただ、開き直ってしまえば過去問というのは本番では出ないのです。ではなぜ過去の入試問題を解くのかというと、時間の使い方や、人それぞれの一番点数になる解き方というのを知るためです。

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自分に合った解き方を過去問から導き出す

 
テストは問1の1問目から絶対に解かなければいけないわけではないのです。決められた時間の中で解き、その中での正解の数、つまり点数の積み重ねですから、最後から解いたって別に構いません。

そうすると解き方は、人によって、あるいは学校の問題の形式によっても違ってくるでしょう。例えば国語で長文2題、毎年論説文と物語文が出題されるということであれば、物語文の方が得意という子もいれば、論説文の方が得意な子もいます。過去問を解くことでこういうことを感じるのが大切です。

合格最低点に振り回されない

 
そして、年度の古い方からやればよいと思いますが、一つの年度で使い方をいろいろ試してみるとよいです。例えば最初の1回目は、普段どおり解いてみる。でも、うまくいかなかったとします。この「うまくいかなかった」というのを誤解される方がいらっしゃいますが、合格最低点を超えないといけないなんてことは一切ありません。むしろ試験当日、つまり何ヶ月か後の人たちと戦っているということなのですから、足りないのが普通です。
軽々と合格最低点を超えられるということは、実力と合っていない学校だということです。ですから、合格最低点に少し足りないという状態が順調です。

そこでなぜ足りなかったのか、それが何かの単元だったのか、あるいは時間の使い方だったのか、これを反省するのです。
今の時点で合格最低点を基準にしてしまうと、当然今からまだまだ追い込むわけですからしんどいのです。例えば保護者の方が採点すると、とても厳しい採点をして「足りない!」と悩んでしまいますが、一方で子どもが自分で採点すると、合格最低点を超えたいからとても甘く採点するのです。これはどちらも極端過ぎます。

「過去問を解いて反省点を確認」を繰り返す

 
合格最低点を気にするのではなく、点が取れなかった原因をしっかりと見極めることが大切です。時間配分がうまくいかなかったから解けなかったのならば、「解き方」や「解く順番」などを変えて次の年度の過去問を解いていきましょう。これを繰り返して、うまくいったパターンと、うまくいかなかったパターンの両方を経験しておいて、最後の本番のときに一番うまい解き方ができればよいのです。
例えば今週は算数をやろうと言って、何年分も算数ばかりやる、これは意味ないですね。1回過去問を解いたら、反省をして、次にいかさないといけません。
何が正解かは人の時間の使い方によっても違うと思いますが、イメージとしては、1週間に一つの学校の1年分をやるというぐらいの頻度がよいのではないでしょうか。まだ塾での勉強の家庭学習などもありますから、そんなに時間が取れないと思います。ただ一つ必ずやってほしいのは、反省することです。

反省するべきは点数ではなく・・・

 
それは、点数の反省ではありません。単元、解く順番、時間の使い方、これらを反省して次の年度をやるときに違う方法を試してみることです。それもうまくいかなかったら、次はこういうふうにやってみようという目標を立てて、解いて、反省する型を決めていくのです。

ただし、入試傾向が変わることもあります。しかしそれは、入試を受けた皆が同じ条件です。戦略を立てたか立てていないかでは、入試における有利不利というのはありますが、傾向が変わったということでは別に有利不利はありません。皆が同じ立場の中、備えとしてしっかり過去問をやっていくと捉えてみてください。点数で見るのではないということも意識してください。もちろん家庭学習もしながらなので、時間を使うバランスなども考えて取り組んでみてください。

まとめ

 

  • 過去問に取り組むことで時間配分や解き方を確認できる
  • 合格最低点は「入試当日の学力」の点数であることを認識する
  • そのつど反省点を確認しながら過去問に取り組む
この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3185名、19年連続、38回の合格者数日本一(2023年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。

※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/TBrg7Rc1S9I?si=ZqUwdMui2BUbrqNR)を参考にまとめています。