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受験の天王山と言われる夏。長い夏休みをいかに有効に過ごすかで、子どもの実力に大きな差が生まれるのです。では、一体どうすれば、大きく成長したと言える夏休みにできるのでしょうか。得意科目を伸ばすのか、苦手科目を克服するのか、それから、計画の立て方は?可能性の広がる夏休みにできるよう、今から準備を始めておきましょう。

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生活リズムの維持が最大のポイント

学校が休みになったということで、気が抜けてしまい朝起きるのが遅くなり、その分すべてが後ろ倒しになって結局夜寝るのが遅くなり、そして朝起きるのが……。こんな悪循環を招いては、新学期からの生活にも支障が出てしまいます。

夏休みの一番のポイントは生活リズムを崩さないことです。毎朝、学校に行っていたときと同じ時間に起きることを維持しましょう。そして、いつもと同じ時間に朝ごはんを食べることも大事です。また、昼ご飯、晩ご飯の時間も決めておき、安定した生活リズムで過ごせるようにするとよいでしょう。

スケジュールは夏休みの初めに子どもと一緒に立てる

夏休みの早い段階で、ざっくりとでよいので夏休みの計画を子どもと立てましょう。まずは、学校の夏休みの宿題や、塾の宿題など、必ずやらなければならないものの総量を子どもとともに確認し、それをどうこなしていくのかスケジュールを立てていくのです。

その際に、宿題などは午前中に取り組むようにスケジュールを組むことが大切です。そこは、しっかりと子ども自身にも納得させて、スケジュールを組むようにしてください。

また、必ずやらなければならないことのほかに、この夏休みに特別に取り組みたいことの目標も立てておくとよいでしょう。例えば、「塾で勉強した『○○算』が苦手だったので、その克服」「漢字検定〇級をとる」など、具体的に目標を立てましょう。

そして、スケジュールは毎朝子どもと一緒に確認をします。そうすることで、子どもが一日の予定をつかむことができ、いつ、何をするべきなのか、自分自身で把握して行動することができるのです。そして、その日の夜、夕食やお風呂の時間などに、一日を振り返る時間をもつようにしましょう。もちろん、子どもですからスケジュールを完璧にこなすことができない場合も多いでしょう。大切なのは、スケジュールを守ることではありません。この夏休みを有効に過ごすことができるかという点です。できなかったことを責め立てるのではなく、なぜできなかったのかや、明日、よいスケジュールを立てるにはどうしたらよいのかなど、修正をしていくことに主眼を置きましょう。

また、スケジュールは、1週間に1度程度、見直すようにするとよいです。体調を崩した、急な予定が入った、思ったより時間がかかったなど、スケジュールはうまくいかないことの方が多いです。しかし、だからといって諦めずに、少しずつ修正を重ねてスケジュールを立てていくとよいですよ。そうすることで、子ども自身もスケジュールの立て方や、時間感覚が身についてきます。そのためにもスケジュールを立てる時には子ども自身を加わらせ、当事者意識を持たせながら進めていくとよいでしょう。

夏期講習やテストを上手に活用

約40日という長い休みに、生活にメリハリをつけるためにも、塾の夏期講習やテストなどには積極的に参加するようにしましょう。夏期講習やテストの予定を先に入れてしまえば、そのスケジュールを中心に勉強の予定を立てることができます。

さまざまな塾が夏期講習を設けていますが、子どものレベルと目的に合った夏期講習に申し込むようにしましょう。例えば、中学受験をめざしているのに、小学校の授業の補習程度の内容では困ります。塾によっては、レベル別に開講されていて、テストを受けてその生徒に合ったレベルの夏期講習に参加できるところもあります。その場合、テストを受けてからの受講になるので、期間に余裕をもって申し込みをしなければなりません。そのためにも、近隣の塾の夏期講習の情報を事前にしっかりと収集しておきましょう。

まだ塾に通っていない人こそ、夏期講習に参加してみましょう。

夏期講習では、その塾の授業の様子や進度などを一定期間体験することができます。授業内容によって学力を伸ばすことはもちろんですが、実際にその塾に通うことで、授業の様子や生徒の雰囲気を知ることもできます。また、通常コースに通う前に塾の雰囲気に慣れておくこともできます。夏期講習は塾通いのスタートにとても適しているといえます。

低学年、中学年では、本物の体験をするチャンスに

低学年、中学年では、時間に余裕のある学年だからこそできることにチャレンジをしてみるとよいでしょう。例えば、家族で旅行に行って、自然の中で過ごしたり、歴史のある地域を訪れて、その町の文化に触れてみたりするのもよいですね。ただ連れて行くのではなく、計画段階から参加させるのが鍵です。行く前にその地域について調べたり、何をするのか考えさせたりすることで、旅行に主体的に参加できます。そういった経験を積むことが、知的好奇心を育てることにつながるのです。

6年生は、いよいよ受験に向けて生活リズムを整えて

6年生にとっては、天王山と言われる夏休みです。この時期から、受験当日に合わせた生活リズムを作っていきましょう。夏休み中に特にしてほしいのは、基礎の完成と、苦手分野や、知識や理解が足りていない分野の補習です。できていなければならないこと、知っていなければならないことに漏れがないかを確認しましょう。そのためにも、それまでに、復習すべき問題をしっかりとためておくことが大切です。授業でできなかった問題、テストなどで間違えた問題をストックしておき、夏休みにやり直しをするのです。夏休みまでにストックができていない場合には、夏休みの早い段階で、何ができていないのか総点検するとよいでしょう。今までのテストなどを見返し、できていない問題をピックアップしていくのです。特に、皆ができているような問題を落としている場合は要チェックです。何が理解の邪魔をしているのかを分析し、本質的な理解ができるようにしましょう。夏休みに、基礎の完成、苦手分野の克服ができていると、秋以降の成績の伸びが違ってきます。子どもの学力は入試直前まで伸びます。夏休みは気持ちばかり焦ることのないよう、腰を据えた理解を心がけましょう。

小学生が体験できる夏休みは6回だけ

小学生の夏休みは、1年生から6年生まで6回しか体験できません。その一回一回の夏休みを、その学年に合った思い出深い夏休みにしてあげたいですね。たとえ、受験学年の6年生にとっては受験勉強を頑張ったということでも、子ども自身が納得した日々を過ごせれば、よい思い出になるはずです。そして、子どもの学力の差が大きく広がるのが夏休みです。夏休みに学力を伸ばした子と、勉強をしなかった子では、秋以降に学力の差がつきはじめ、それが積み重なっていくことで、大きな差が生じてしまいます。子どもの可能性を広げるためにも、夏休みは早めに計画を立てて、有意義にお過ごしください。