中学受験で圧倒的合格者数【浜学園】
偏差値アップで「中学受験でわらう」子供を増やす。

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中学受験に合格する子はこんな子シリーズ~自分に合った解き方を選択できる子~

解いたことのある問題なら解けるけれど、未知なる問題だと歯が立たない……。こんなお悩みをお持ちの保護者の方は多いでしょう。テストで初めて見た問題でも、自分なりに考えて解いていく子がいます。そういう子には、どうしたらなれるのでしょうか。

・複数担任制のメリット

小学校では、クラス担任の先生が、一人で主要科目を受け持つことがほとんどですが、浜学園では一教科に対してコマごとに指導する講師が異なります。小5生、小6生の塾生の場合、算数の時間が週に3〜4コマありますが、そのすべてが違う先生による授業なのです。

多くの塾の場合、小5生の算数ならば小5生の算数担当の講師が一人で指導するのが一般的だと思いますが、浜学園の複数指導制には理由があるのです。浜学園では指導と経営が完全分離しており、「授業は商品である」をモットーに講師陣は子どもの指導だけに集中して向き合うシステムになっています。他塾のように、講師が授業を受け持ちながら教室管理をしたり、コピーをとったり、電話で保護者の対応をしたりするようなことは、一切ありません。

浜学園には、男子最難関中コースの講師だけでも私以外に約50名が所属していますが、彼らはいかに子どもにうまく教えるか? いかにいいテストや教材をつくるか?いかに子どもたちに興味を持たせるか?そのことだけに集中して日々競い合っているプロの講師集団なのです。

さまざまな授業や解説に触れることで、自分に合った解き方がわかる

講師は各々練りに練った授業を展開しますが、同じ算数の授業でもいろいろな教え方、解き方、考え方、説明方法があります。型にはまった一人の指導ではなく、複数の講師によるさまざまな授業や解説に触れることで、子どもたちのなかにも「僕はA先生の説明のほうがわかりやすい」「私はB先生の解き方がいい」という反応が生まれるわけです。

つまり、同じテキストを使用しながらもさまざまな専門を持つ講師の個性に特化した授業を経験するなかで、子どもたちは自然に自分に合った解き方や考え方を選択できるようになっていくのです。
いざ模擬試験や入試本番となったら子どもたちは問題を見ながら「こう解こうかな?」「いや、ああ攻めようかな?」と自分自身で突破口を見いださなければなりません。これが、「自分で考えること=問題を解く」ということなのです。
ひとつの解法や限られた知識をパターン化させていく学習は、あるところまでは通用しますが、それ以上のレベルになると急に壁にぶつかります。一方、理解できないこともたくさんあるけれど、いろいろな先生の多種多様な知恵に触れておくことで「この先生の図形の解き方は自分によく合うな」と、そういった「自分なりの感覚」を持てるようになると、イヤイヤ勉強するのではなく、自ら前向きに、より速く正確な解法を選んでいけるようになります。
そして、こういうゾーンにきたら、まず算数の能力は落ちることはありません。自分に合った解き方を選択できる力を身につけていることは、のちに中学や高校へ進学した際にも大きなアドバンテージになるのです。

POINT
さまざまな解き方を体験し、自分に合った解き方を見つけていく。
子どものうちは、パターン学習ではなく、多種多様な知恵に触れておく。
自分で考えて問題を解く「自分なりの感覚」をもてるようにする。

※本稿は『中学受験に合格する子の学んだら忘れない勉強ルーティーン』(橋本憲一 著、ポプラ新書 刊)の一部を再編集したものです。