僕は5年生から塾に通い始めました。最初は周りと差が激しくて大変でしたが新しいことを知ったり成績が上がったりすることが楽しくて、あまり塾を嫌とは感じませんでした。
塾が大変になって来たのは5年生の終わりごろからでした。このころから受験というものを意識してきてプレッシャーを感じ始めたからだと思います。
6年生は春期講習が大変でした。かなりハードスケジュールで塾に行くのが嫌でした。夏期講習はマスターコースの授業もあるのか、大変だ!と嘆いていたことを覚えています。僕は社会を6年生から取ったのでなおさらでした。これはかなり痛手でした。それまで社会は講習でやっていた程度だったので、6年生のはじめは量が増えた宿題にプラスして遅れている社会をやらなければならず、とても大変でした。そのせいか4月5月はやる気が出なくてグズグズしていました。6月頃からちゃんとやるようになりましたが、塾は嫌なままでした。また、このころ算数の成績が振るわなくて落ち込んでいました。
夏期講習は大変でしたが、春期講習のときに案じていたほどではなかったような気がします。ただ、問題は算数と社会でした。算数は手を抜いていたわけではなかったのですがなかなか成績が上がらず、いつも4科の中で下でした。算数がなぜ上がらないのかをじっくり考えたところ、くり上がりミスをしたり、正しいものと誤っているものとを逆にしたり、転記ミスをしたりと割とケアレスミスが多かったです。アドバイザーの先生に相談したところ「答えを書く前に一呼吸おいてそれでいいか確認する」というアドバイスをもらいました。これを実践したらミスが減り、算数でいい成績を出せました。
11月はインフルエンザとコロナウイルスに立て続けにかかり、勉強が丸々1ヶ月ほどできなくなりました。そのせいで周りとの差が開いてやる気が無くなり、勉強が手につかない時期がありました。そんなとき両親の励ましが自分を奮い立たせてくれました。
このように僕の受験は苦しい毎日でしたが冬休み以降には前向きな気持ちになって努力できました。このことが合格につながったと思います。最後まで支えてくれた塾の先生や両親に感謝しています。