僕の浜学園での一番の思い出は、6年生の最高レベル特訓算数の時間です。
最高レベル特訓算数は4年生から始めました。当初は受講生も1クラスで15人ほどでしたが、5年生になると受講者数が増え、2クラスの50人にまで達しました。この頃の僕は、復習テストで良い点数を取ることを目標に宿題を頑張っていました。
6年生になると、さらに気を引き締めて勉強に励むようになりました。しかし夏休みには、マスターコースや日曜志望校別特訓に加え、夏期講習、そして最高レベル特訓算数と最高レベル特訓理科の宿題が山のようにありました。これら全てをこなすのは本当に大変で、細かい学習計画を立てる必要がありました。その結果、好きだったテレビも封印することにしました。
そんな大変な時期の中で、僕を一番元気にさせてくれたのが最高レベル特訓算数でした。この頃にはクラスの人数が減り、最終的には8人になっていました。人数が少なくなった分、先生やクラスメイトと非常に仲良くなり、何でも話し合える関係を築くことができました。このクラスで学ぶ時間は、僕にとって本当に楽しく、充実したものとなりました。
また、この特訓を通じて僕自身の意識も大きく変わりました。それまでは復習テストで良い点数を取ることだけが目的でしたが、次第に「このクラスで学んだ皆と一緒に志望校に合格したい!」という気持ちが強くなり、特に「東大寺学園にこのメンバーと一緒に行きたい!」と強く願うようになりました。そしていつしか皆でこの8人のメンバーのことを「最レクラブ」と呼ぶようになっていました。僕は入試前や本番の時も、「最レクラブ」の仲間と一緒に東大寺学園に合格するんだ!という思いで勉強を続けました。その結果、入試を終えた今、僕には一切の悔いがありません。
現在も「最レクラブ」のメンバーとはつながっています。この経験を通じて、僕が学んだことは、目標を持つことの大切さです。皆さんも自分が本気で取り組める目的や目標を見つけ、悔いなく入試が終えられることを願っています。
皆さんのこれからの努力が実を結びますように。