私は5年生の夏に浜学園へ入塾しました。最初は復習テストでベストに入るという目標を立てて、気合いを入れて勉強しました。しかし6年生になるとこれまでよりも宿題や覚えることが多くなり、ベストになかなか入ることができず、成績も下がってしまいました。さらに日曜志望校別特訓や入試直前特訓が始まり周りの人も今まで以上に頑張るようになったので、私は「今頑張らないと絶対後悔する」と思い、苦手な教科も必死に勉強しました。それでも低学年の頃からずっと憧れていた学校の合格最低点には届かない日々が続きました。どうしようかと悩んでいた時、父から帝塚山学院中学校の見学を勧められて参加すると理想の中学で、あっという間に惹かれました。早速過去問をやってみると、私にとっては解きやすく、だいたい8割くらいは取れる状態だったので12月に志望校を帝塚山学院の関学コースに変えることに決めました。そこからひたすら過去問を繰り返し、しっかりと直しもして合計17年分を解きました。自分ではこの時が一番集中して勉強できたし、過去問を解くたびに力がついていくのが実感できました。過去問をやると出やすい分野や出題形式が分かるだけではなく、自信にもつながるので、時間を作って何度も解くことをおすすめします。
そして入試統一日の朝、とても緊張していた私は、「あんなにたくさん過去問をやったのは私だけだ。大丈夫」と暗示をかけて、「必ず合格するぞ!」という強い気持ちで教室に向かいました。最初は得意な国語でしたが、ケアレスミスはないかと慎重になり過ぎて時間が足りなくなり、焦って手が震えながらもなんとか全て解くことができました。休けい時間には深呼吸をして次の教科に挑みました。翌日の合格発表では、インターネットで合否確認のボタンを押した瞬間合格の文字が目に飛び込んできて、今度はうれしさで身体が震えました。努力が実り、大変な受験勉強を今まで続けてきてよかったと心から思いました。ずっとH2クラスだった私が関学コースに合格することができたのは、各教科の先生、お世話係の方、家族のおかげです。本当にありがとうございました。