私は、4年生から浜学園に入りました。その頃は「中学受験」というものをあまり理解していませんでした。私には帝塚山中学・高校に通っている兄と姉がいます。兄と姉のとても楽しそうで、充実した学校生活を送っている姿を見て、私も同じ帝塚山中学校に行きたいと思い始めました。
私は4、5年生のときはHクラス、6年生のときもSHクラスで、クラスが上がることはあまりなく、二ヶ月に一回のクラス替えのときにはいつも落ち込んでいました。「自分はこのままでは、帝塚山中学校に合格できないのかな」という不安を抱えていました。
私は友達があまりいなくて、一人だった時の方が多かったと思います。周りのみんなは友達と仲良く勉強をしたりしていました。その光景を見るたびに少し寂しくなりました。そんなときに、ある女の子が話しかけてくれました。「友達にならない?」という一言でした。その瞬間「自分にもチャンスがある」と思いました。それからは一緒に帰ったり、一緒に勉強したりなど、よく喋る仲になりました。そこから友達関係が少しずつ広がっていきました。私は友達ができてから辛かった塾生活を楽しく感じることができました。私はその子の一言がなかったら、友達はできていなかったと思います。
楽しい塾生活を過ごしているうちに、あっという間に受験日が迫ってきました。そんな中自分を救ってくれたのは、「友達や先生」というとても大きな存在でした。友達や先生が「一緒に受験頑張ろう」「受験頑張って」と言ってくれました。その時私は「友達や先生がついている」と、改めて感じました。私は本当にいろいろな人に救われました。家族や友達、先生達の応援があったからこそ塾生活も頑張れたし、帝塚山中学校に合格することができたと思います。