ぼくは、夏休みぐらいから本気で勉強をしはじめました。夏休みが終わり、成績も少し上がってきた時にむかえたのが日曜志望校別特訓でした。日曜志望校別特訓はなんといっても時間が長く、とてもしんどかったです。ですが、たくさんの仲間たちやお弁当がぼくを支えてくれました。ほかにも、アドバイザーやお世話係の方たちがいたことでとても安心して勉強することができました。
冬休みは、入試直前特訓というものがあり、その前後に、早朝特訓・午後特訓という自習時間がありました。ここでは、入試直前特訓の宿題のほかに、これまでのマスターコースの復習テストのやり直しに力を入れました。ぼくは3科だったのですが、苦手な算数と理科にしぼってやり直しをしました。父が各回のテストでまちがえた問題とその類題にチェックをして、解く時間を設定してくれました。これをテスト形式で毎日やることで、限られた時間で問題を解くことや忘れていた問題や解き方を思い出して復習することができました。もし、分からない問題があっても、各教科の先生に自由に質問することができたのでとても心強かったです。
入試直前特訓ではマスターコースの最後でした合格宣言をぼくたちのリクエストで2回もしました。これが合格に向かうぼくの心に火をつけました。
そしてむかえた本番当日、ぼくは試験会場に向かう車の中で少し緊張していました。会場に着いて目に飛びこんできたのは、まぶしすぎる黄色のベンチコートを身にまとった浜学園の先生たちの姿でした。そこで大好きな先生からはげましの言葉をもらって、緊張がふっ飛び、やる気がどんどんわいてきました。この日の午後の試験、2日目の試験でも先生たちは応援に来てくれていました。このおかげでぼくはふだん通りの自分で試験を受けることができました。
受験勉強にはつらい時もあったけれど、浜学園に行っていたおかげで、ぼく一人ではなくたくさんの仲間たちや先生方とともに合格を勝ち取ることができたのだと思います。