私は6年生になるまで志望校が決まっていませんでした。
6年生の夏休みは学校行事で10月に行われる全国大会の研究発表の準備に追われていました。夏期講習も公開学力テストも休むことが多く、課題になかなか手を付けられませんでした。同時に志望校もぼんやりとしか決めていませんでした。
ある日塾に行くと、受験日までの100日カウントダウンが表示されていました。昨年の6年生達が頑張っていた姿を思い出しました。カウントダウンが始まってから焦りと不安な気持ちにおそわれました。「次は自分の番だ」という実感がわいてきて、その頃滝川中学校を第一志望校に決めました。10月以降は過去問を何度も繰り返し、算数は基本的な問題をたくさん解き、国語は漢字やことわざなどの教材を持ち歩きながら移動中に確認していました。理科は物理と天体が苦手だったので、暗記を中心に取り組みました。公開学力テストや志望校判定模試の結果は悪かったのですが、基本的な問題はしっかり解けるように意識していました。
滝川中学校の入試では前期日程では不合格となってしまい、2日目は他の中学校を受験する予定でしたが、1日目の合否を見て迷わずに中期日程を受験しに行きました。今年は滝川中の倍率がとても高かったので、まさか自分が挑むことになるとは…当日はそんな風に思っていました。そして無事に中期日程で合格することができました。受験初日から3日間は自分が一番成長したと思えました。諦めなかったことが本当に本当に良かったと思います。
第一志望校は前期では不合格になったけれど、私にはこれからの人生で本当に必要な経験だったと感じています。この悔しさを繰り返さないために、中学校生活でも活かしたいと思っています。
私は5年生、6年生で研究に打ち込み10月に日本未来科学館での発表、12月と2025年1月は兵庫県サイエンスフェアにて発表をしてきました。勉強は少しおろそかにはなりましたが、自分が打ち込めることを残し、受験に挑んだことは私の誇りです。
欲張りだったかもしれませんが、両方頑張ることができたのは浜学園だったからだと思います。
塾以外の取り組みについても否定的なことは一度も言われたことがなく、浜学園の皆さんには前向きな声掛けをしてもらいました。また、先生方の丁寧な指導、一緒に頑張れる友達がいたということも重要でした。これから中学受験をする皆さん、1度目の不合格は決して無駄な経験ではありません。成長するタイミングだと思って諦めずに頑張って欲しいです。また、習い事など併用して頑張っている人も切り替えを大事にすれば必ず越えられると信じて欲しいです。