私は、4年生のときから3年間浜学園にお世話になりました。3年間通った中で、最も大変だった年は、もちろん6年生の年です。「最後の年なのでがんばってVになるぞ!」と意気込んでいた私は、目標を立てました。今まで受けてきた公開学力テストの中で最も良い成績をとろうと思い頑張りました。結果として、努力が実を結びVからスタートすることができました。ですが、このとき「やればできるじゃん、私!」と浮かれてしまい、さぼり癖がでて、すぐにクラスが下がってしまいました。それでも今回はたまたま下がっただけだと思い込み、だらだらと過ごし何の成果も得られないまま夏休みが終わりました。普通なら焦るはずなのに、能天気な私は、「大丈夫・何とかなる」とヘラヘラしていました。その様子を見かねた算数の先生が、「お前、合格する気あんのか」と叱ってくださいました。私は泣きそうになるのを隠すために手のひらに爪をくいこませて我慢していましたが、きっと気づかれていたと思います。今思えば、そのときに叱ってくださらなければ、貧血でつらかったときも、過去問で思うように点数がとれなかったときも乗り越えることができなかったと思います。入試直前期まで体調が悪かった私は、直前特訓は算数と理科しかとっていませんでした。ですが、社会科のアドバイザーの先生は私の体調を気にかけて心配してくださいました。入試当日になると前日とはうってかわって緊張の波が押し寄せてきましたが、おやすみコールを思い出すと、自然と緊張が和らぎました。入試会場には、算数の先生がいて安心しました。苦手だった理科に手ごたえを感じて安心して、午後の帝塚山を受けに行きました。
結果は合格。本当にうれしかったです。私を教えて下さった先生方、事務の方、あのとき叱ってくださった算数の先生、本当にありがとうございました。先生に教えていただいて本当に幸せでした。