私は5年生のときにSクラスで浜学園に入りました。初めは、問題の簡単な解き方や方式などを全く知らなかったので授業についていくのが大変でした。毎回復習テストがあり、隣の席の人と採点し合い合格点と平均点を全体で出すので悪い点数を取ることはできず、苦労しながらも日々の宿題をこなし、解き直しや復習をしていくことで自然と少しずつ力がついていきました。そして夏にはVクラスに上がることができました。Vクラスに上がったばかりの頃はテストがとても難しくて良い結果の出せない日が続きました。しかし、なんとかみんなに食らいついていこうと復習を重ね徐々に良い点数を取れるようになってきました。頑張って家で復習をしてきたおかげで、自分の名前が黒板に「ベスト」として書いてもらえたときにはとても嬉しく感じられました。
6年生になり、宿題の量が一気に増え授業のペースも早くなりました。春はその変化に慣れることができるように頑張りました。内容も難しくなり、授業の前に先生に質問をし教えてもらうことが増えました。先生は解説を書きながら丁寧に教えてくださったので良かったです。夏からは志望校ごとに分かれて授業をする機会が増えました。私が通っていたコースは女子だけでみんなとても真面目そうで、賢い人たちばかりでテストの点数も団子レースだったのですごく焦りました。秋から日曜志望校別特訓が始まりました。1ヶ月に2回、日曜日の朝から夜まで授業をします。こんなに長い時間勉強をしたことがなかったので、毎回ヘトヘトになって家に帰ってきていました。1日で3教科の授業があるため頭がパンクしそうになりながら1日を終えて帰ってきた後、次の日には学校があり学校のテストや運動会などとも重なったので辛くて挫けそうにもなりました。冬から先生に私が解いた国語の過去問の添削をしてもらうことが増えました。先生は細かい部分までチェックし、私の苦手な部分やアドバイスを的確に簡潔に書いてくださるのでとても助かりました。わからなかった問題を質問すると丁寧に解説を書いてくださったのでありがたかったです。冬休みからはほとんど毎日授業があり、問題の解き方や知識の最終確認を続けていました。「入試まであと○日」と書かれてあるのを見て日に日に入試当日が近づいてきていることを実感し、焦りや緊張が増していきました。そんな時にお世話係の事務員さんが相談に乗ってくれたり励ましてくれたりしたので嬉しかったです。前日には普段お世話になっている先生方から「おやすみコール」がかかってきました。私が緊張していると伝えると「今までにたくさん勉強してきたから大丈夫だ」と元気づけてくださったり、「緊張してテスト中に頭が真っ白になってしまったらどうしよう」と心配していると「簡単な問題から解いて一旦冷静になり、それでも心が落ち着かなかったとしても今まで頑張って勉強してきたのだから自然と正しい答えをかける」と優しくアドバイスをしてくださったりしました。だから、入試の当日は自信を持って試験会場に向かうことができました。そして、普段と同じように落ち着いてテストを受けて帰ってきました。
次の日に、双子のお姉ちゃんと同じ第一志望の学校に合格したことがわかりました。今までの学習の成果と努力を出し切ることができた喜びと、苦しい受験勉強の生活からの開放感でいっぱいでした。先生方、お世話係の事務員さん、本当にありがとうございました。