本日はこのような盛大な合格祝賀会にご招待いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、浜学園を卒業した6年生を代表し、ご挨拶をさせていただきます。
私と浜学園との出会いは1年生の夏、母に連れて行ってもらった学力テストでした。満点が取れた自信があったにも関わらず、ミスのせいで100点を逃がし、次こそはノーミスで1位を取りたいと、幼い私の心に火がつきました。
公開学力テストを受けに行く第二日曜日が、一ヶ月で最も楽しみな日になりました。目標とする一位が取れる時もあれば、10傑に入れない時もあり、ミスを無くすことのできない悔しさのあまり泣いた回数は数えきれません。
それでも今月はどんな問題に出会えるのか、時間内で力が発揮できるだろうか、という期待と緊張は、今に至るまで私のモチベーションの源となってきました。
その後「飛び級」での入塾をご提案いただき、Webでの受講を始めました。飛び級をするに当たり、両親と交わした約束があります。「思うような成績が取れなくても、一つ年下であることを言い訳にしないこと」
その約束を胸に、勉強同様に力を入れていたピアノのレッスンも決して手を抜かず、高いレベルで両立しようと誓いました。
約3年間、私は、2学年分の公開学力テストを受け続けました。無謀ながら、どちらの学年においても常に10傑入りすることが目標でしたが、ミスを連発してしまい、散々な結果に打ちのめされることもままありました。
飛び級をしているからと言って、原級のテストが、たやすく解ける分けでもありません。それでも自分の頭をフル回転し、一日中テストと格闘した経験は、ワクワクに満ちたものであり、今思えば、平常心で入試本番に臨む、糧にもなったと思います。
二回目の6年生。誰よりも高い完成度を目指さなくてはならないと強く意識し、夏からの日曜志望校別特訓と夏期講習は、和歌山教室の男子最難関コースで受講しました。
夏期直前、7月の公開学力テストで大きく順位を落としてしまった私は、一日も欠かさず、早朝特訓に参加し、塾でとことん勉強に打ち込むことで、どうにか立て直そうとしました。この時、私は一回目の6年生の時に難関コースで学んだ内容の大切さを再認識しました。
難問揃いの入試であったとしても、基本をおろそかにしていては、壁を打ち破ることはできません。二回目の6年生でも手を抜かず全問やり切ったことが結果的に数々の受験校に対応できる学力を身につけることにつながったと思います。
さらに算数好きな私にとって、最高レベル特訓算数は、歯ごたえのある高難度の問題ばかりで、これらに没頭する時間は最高に楽しいひとときでした。一年間この講座をやり切ったことは、大きな自信となりました。
常々、先生方がおっしゃっていたのは「悔いのない受験を」というお言葉です。家ではついつい怠けがちな私でしたが、浜学園に行くと「四天王寺に必ず合格するぞ」と気持ちを奮い立たせることができました。多岐にわたる受験校対策として大量の過去問に取り組みましたが、先生方のきめ細やかな添削と、温かなアドバイスの数々は、くじけそうな私の心を力づけてくださいました。
浜学園で受験勉強をやり遂げたという実感があったお陰で本番でもいつも通りの力を発揮することができました。また、小さな相談事でも親身に受けとめてくださった事務の先生方のお陰で、集中できる環境のもと、勉強に励むことができました。
私のスケジュールと体調を最優先で支えてくれた家族にも感謝しています。
そして、ひたむきに頑張り続ける姿を見せてくれた和歌山教室の仲間たち。高い目標を持って努力するみんなと切磋琢磨した時間は、浜学園で得たかけがえのない財産です。優秀な友人たちの存在があったからこそ、現状に満足せず、より高みを目指したいと頑張り続けることができました。私を支えてくださった全ての方々に、心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。