私は新2年生の入塾当初から、四天王寺中学校医志コース合格を目標にしていました。Hクラスからのスタートでしたが、徐々にペースを掴むとS、Vとクラスが上がっていきました。4年生の時には公開学力テストで100傑入りを果たし、そこから30傑、そしてついには1位にまで手が届くこともありました。この経験が大きな自信となり、私のやる気を引き出してくれました。
しかし6年生の夏、事件が起きました。Vクラスの課題の量についていけず、算数の復習テストで全く点数が取れない日が続き、焦りと情けなさからついに感情が爆発し、自室の壁にその悔しさをぶつけてしまったのです。
私はこのままではいけないと思い、教育相談を申し込みました。先生はボロボロだった私の心を包み込むように、「完璧主義にならなくて大丈夫。クラスを下げれば課題の量が調整され、必要以上の難問に振り回されることもなくなる。自分のペースで進めれば、必ず合格はできるよ」と安心させてくれました。先生の言葉に勇気をもらい、私は10月からあえてVクラスからSクラスに下げるという決断をしました。自らクラスを下げるのはとても勇気のいることでしたが、この決断が私を救ってくれたのです。
Sクラスになると時間に余裕ができ、苦手な算数は「なぜ間違えたのか」を分析し、2回、3回と解き直して基礎を固めることができました。すると、あんなに苦しんでいた算数への苦手意識を消し去ることができたのです。その後の過去問演習でも国語の時間配分に苦しみましたが、あの凹んだ壁に刻んだ悔しさを思い出し、粘り強く10年分を3~4回解き直しました。入試当日、山積する難問を前にしても全く動じなかったのは、あの夏にプライドを捨てて死に物狂いで努力した自信があったからだと思います。
そしてついに、目標だった医志コース合格を掴み取ることができました。最後まで寄り添ってくれた浜学園の先生方、本当にありがとうございました。目標に向かって一生懸命努力し、様々な葛藤を乗り越えた5年間は、私のかけがえのない宝物です。
後輩の皆さん。爆発しそうな時は、少し立ち止まっても、少し後戻りしても大丈夫です。それは負けではなく、最後に高く跳ぶための「ばね」なのです。自分を信じて、合格を勝ち取ってきてください。
