僕はこの春、憧れの神戸大学附属中等教育学校に進学します。文化祭に行ったとき在校生の皆さんがとても楽しそうに過ごしている姿を見て、「この学校に通いたい!」と思いました。
志望校を決める時期になり両親にも相談しましたが、「神大附属は私立と試験の傾向が違うから対策が難しい。まずは私立を目指し、合格できたらチャレンジしよう」ということになりました。
私立の志望校もとても迷いましたが、僕は海外留学の機会があること、部活や行事も思いっきり楽しめること、そしてできれば共学であることを重視して選びました。
6年生の10月ごろ、アドバイザーの先生と面談をし志望校を決定。それからは復習テストでベストを取ることを日々の目標に勉強しました。
日曜志望校別特訓が始まると問題が難しくなり、とても苦労しました。過去問もなかなか合格点が取れず、悔しい思いをしました。12月の半ばごろ初めて合格点に届きとても嬉しかったですが、その後も合格点が取れたり取れなかったりで、不安な日々が続きました。
第一志望校の入試の前日、アドバイザーの先生から電話をもらい、当日も応援に来てくれました。お昼休みに先生と話ができたことで少し緊張がほぐれました。
そして第一志望校に合格。とても嬉しかったですが同時に、「やっぱり神大附属も受けたい!」という気持ちが強くなり、最後にチャレンジすることを決めました。
当日は受験生が多いため、早めに家を出ました。遠回りでしたが、始発のバス停から乗ることで余裕を持って試験会場に向かうことができました。試験は難しかったのですが、今までの塾の勉強とWebの対策講座のおかげで焦らず解くことができました。
僕の中学受験は、99%が苦しみでした。何度も挫折しそうになり、塾の先生、小学校の先生、友達、家族――本当に多くの人たちに支えてもらいました。でも、残りの1%は合格を知った時の喜びで、それは99%の苦しみが吹き飛ぶ嬉しさでした。
後輩の皆さん、絶対に諦めずに最後まで戦い抜いてください。そして、1%の想像を絶する喜びをぜひ味わってください!