6年生になり急に宿題の量が増え勉強に追われる日々が続き、宿題に慣れたのは6月終わりだった。起きられなくて学校に遅刻して行くことが増えた。自分が主体的に勉強しているというより常に追われている状況が続き辛かった。
夏は夏期講習とマスターコースに追われ3冠本まで加わり、3冠本は全部できなかったし、社会は3ページしかできなかった。母親に毎日やるように言われてもやる気になれなかったし、やる意味が感じられなかった。早起きをして1時間勉強をしてから塾に行くように言われ、朝起きることも辛かった。親との取り決めでゲームもできなくなり、1年を通して夏休みがとても辛く1日が長く感じた。やり残したことが多いことも焦りにつながった。
秋は模擬試験の結果がふるわず苦しんだ。さらに妹がうるさくて集中できずイライラしてスランプに陥った。運動会の練習で疲れていることもあり帰ってきてから寝てしまい、塾に行くことが嫌でずる休みしたこともあった。特に理科の成績がやることをやっているのに上がらず苦しかったし、凡ミスの多さに自分が嫌になった。
冬になると受験本番という空気が漂ってきて、友達と話すと先生に怒られるのが嫌だった。受験まであと何日という貼り出しでさらに焦った。まだ理科の成績が思うように上がらず、社会も大事だということに気づきやり始めた。量が多すぎてどうしようもできなかったが、歴史だけなんとかとれるようになった。国語も苦手だったが先生に教えてもらうことを素直にやると点数が上がり始めた。直前期には塾で私語厳禁という時間が辛かったが、塾が終わった後、友達と話して息抜きをして支えあって気合で乗り切った。しかし、社会は最後の公開学力テストでも偏差値が50なかった。
僕は先生や親の言うことを聞いているつもりでも結局は自分のやり方でやった方が点数がとれると素直に聞かず、元旦の模試でB判定をとり愕然とした。そこでようやく素直に聞くことができ、そこから簡単だと思う計算でも暗算しない、条件に線を引く、数字に〇をつけるなど言われた通りのやり方をしたり、先生に言われた理科のファイナルアプローチをつぶして最後は自信をもって試験に臨むことができたと思う。
本番の前日10時に布団に入ったのに1時過ぎまで眠れず、当日お弁当を食べた後瞑想していたら社会のテストが始まっていて15分も寝てしまって焦ったけれど、先生が「最後まで諦めるな」と励ましてくれていたことを思い出しなんとか諦めず頑張れた。
星光・東大寺コースの先生方にとても感謝しています。本当にありがとうございました。