僕は、3年生の途中から浜学園に入りました。
ただ、僕の浜学園は“1回目の入塾テストに落ちる”と言うところから始まりました。テストに落ちた時の気持ちは、その当時、何も理解していなかったのか、全く覚えていません。結局は2回目の入塾テストで受かりましたが、偏差値が30程で、クラスも一番下でした。3年生の時はずっとこんな感じでした。4年生になって理科の科目が増えたとき、急にクラスが上がるようになりました。ですが、クラスが上がるようになったと言っても、特別なことをしたわけではありません。やったことは、普通に授業を受けて、普通に宿題をして、先生に言われていたことをコツコツしていたぐらいです。本当に“当たり前”をやったぐらいでした。そんな感じで、クラスが多い中、真ん中位のクラスまで上がることができました。しかし、5年生になってから周りの人たちも本格的に勉強するようになったのか、クラスが全然上がらなくなり、むしろ下がってしまうこともありました。結局、5年生は、なりたての時と同じクラスのまま終わることになりました。5年生の終わりの方に志望校も決まってきました。そして、そのまま6年生の春期講習は最難関コースに入ることになりました。当初、公開学力テストや合否判定学力テストの結果では、その学校に合格できる自信はありませんでした。でも先生には、「その学校はまだまだ狙える位置にある」と言われていたので夏期講習も最難関コースに入ることにしました。そしてそのまま9月の日曜志望校別特訓もその学校のコースにすることにしました。しかし、第一回目の入試練習で合格できなかったことをきっかけに、六甲コースに変えることにしました。六甲コースは、夏期講習に無理して最難関コースにいたのが良かったのか、少し楽に感じることがありました。しかも、3回行われた「ルート六甲」のすべて良い結果が出るということもあり、そこからは、すべて順調に進んでいって、夏に最難関コースでやったことの成果が出るということも多くなりました。そうして迎えた当日、テストの紙を裏返した時に、今までとテストの形式が違っていたということに少し戸惑いもしましたが、「周りだって同じことを感じているはず」と信じて問題を解きました。
難関校を志望していたとしても、少しでも余裕があるのならば、春期講習や夏期講習ぐらいは、上のコースにしてみるのもいいと思います。意外に、それが合格の確率を上げるのかもしれません。