私が入塾したのは3年生の2月でした。入塾テストが難しくてできなかったことを覚えています。Hクラスからのスタートでしたが、比較的すぐにSクラスに昇級でき、講義が楽しいこともあって、宿題もなんとかこなしながら通塾しました。5年生の秋に、浜学園のお知らせで知った、立命館中学の文化祭に行ったことがきっかけで、立命館中学校を志望校として意識するようになりました。
6年生になると一気に宿題量が増え、日曜錬成特訓も始まり宿題をこなすために睡眠時間を削る日も少なくない一方で、成績はなかなか上がらず、Sクラスをキープすることで精一杯でした。理科は得意でしたが国語と算数の成績が安定せず、社会は低空飛行を続けていました。秋には父から志望校変更も検討するように言われましたが、諦めることができませんでした。この時期に先生と面談することになり、正直どうなるんだろうと不安でしたが意外にも先生が勇気づけてくださり、自分の中で前向きな気持ちが生まれました。
国語は説明文、算数は計算ミスや旅人算など、苦手な課題が明確でした。学校帰りに毎日自習室に行き、国語は模範解答をしっかり見て正しい文章に慣れるように、算数はテーマを反復しました。そうすると国語の記述の成績が次第に上がりはじめました。冬休みになり、社会に着手し始め、マスターコースの基本問題のみをくり返しました。算数は平面図形・旅人算を中心に、志望校別やB問題の間違えた問題をやり直しました。秋には合格点を下回っていた過去問の成績が、いつのまにか合格点を上回るようになっていて、自分の中でイケる感覚が出るようになりました。
年明けからは23時には眠るように体調を整え、本番を迎えました。確実に手ごたえがあり、3日で3校計5回の試験を無事終えることができました。
結果は全て合格。頑張った結果として得たこの勝利の感じは、今まで味わったことがないものでした。あの時志望校を諦めないように励ましてくださり、前向きな私に変わるきっかけをくださった先生にとても感謝しています。