私は4年生は習い事と浜学園を一緒にやりたかったので土曜マスターコースから勉強を始めました。土曜マスターコースではVクラスが無かったのでSクラスまででHもSもみんな一緒でした。その中でSクラスにいましたが、クラス分けが無くても、全然勉強できました。その時から私は「洛南に入る」と自分の中で決めていました。
5年生でマスターコースに変わってVクラスに入りました。このVクラスのすごさにやっと慣れてきたときの夏休みくらいが、ふり返って考えると一番しんどかったと思います。6年生の夏が一番しんどいとよく聞きます。確かに宿題の量も多いですが、6年生になってからみんなもうそれに慣れてしまっているし、そのためのカリキュラムもしっかり組まれているから平気になっています。でも5年生の夏は「自分だけでする」初めての夏期講習でした。宿題量は6年生よりも少なくても、自分で考えてやることが増えたので、私には6年生よりも2、3倍のしんどさに感じました。嫌になったけれど、算数の宿題に飽きたら国語をするなど、気分転換しながらひたすら問題を解きました。
私は中学校受験で一番きついとされる6年生の夏期講習をギプスで過ごしました。1か月前に骨折したからです。私の教室は豊中教室なので、夏期講習は西宮教室まで電車で行かなければなりませんでした。友達と行く約束をしていたので、友達に対しても、荷物を持ってくれた親にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でもそれに救われたこともあります。例えば母が歩けない私のために西宮教室に毎日付き添ってくれたので、先生と母が個別に話をする機会がありました。そこで女子は夏より後は算数の最高レベル特訓はやめて洛南に集中した方がいいという話を聞いたりしました。その教えがなければ最高レベル特訓を受講し続け、時間が無くなったりして、洛南に落ちていたかもしれません。大事な時に怪我や病気をしても良いこともあります。
浜学園の3年間で一番これはまずいと思ったことは、一度も100傑に入らなかったことです。なぜか一度も100傑には入れませんでした。他のVクラスの友達は100傑は当たり前と言っていました。しかも私は11月の洛南中プレで10位をとれたけれど、公開学力テストでは私だけ100傑に入っておらず、本当に危ないと何度も思いました。でも私はずっと、洛南に入ると決めていました。こんなことがあっても、私が合格して言いたいことは「願いは叶う」です。100傑は最後まで入らなかったり、骨折したり決して順調ではなかったけれど、洛南に入ると信じて疑いませんでした。絶対受かると決めていたので、受験当日も平常心で受けることができました。大切だと思ったのは、行きたい学校があるなら受かるためにはどう勉強したらいいかいつも考えることです。あと自分は絶対に受かると信じる心です。