僕は、本格的に過去問を解き始めた時は、まだ附天の一次試験の合格最低点を取ることすらできなかった。そんな僕でも、附天に合格することができた。合格できた要因は五つある。一つ目は、やるべきこと、いわば宿題をスケジュール化し、予定通りに進めていけたことだ。例えば、今日は理科、明日は国語、というようにまんべんなく進めていく。二つ目は、わからないことがあれば、すぐに先生に聞きに行ったことだ。わからない問題を放置していたら、その後さらに「わからない」が増えていく。そして最後には、受験で落ちてしまうだろう。三つ目は、勉強も、やりすぎは禁物、ということだ。特に、受験前はそうだ。僕は、1時間半から2時間に1回、10分程度の休憩をすることをおすすめする。四つ目は、暗記は電車やバス、車の中、待ち時間といったスキマ時間にすることだ。また、受験直前に数をこなすと、受験当日に体調をくずして努力が水の泡、なんてこともあるだろう。もちろんのことだが、この四つだけで受かる、なんて軽率なことを考えないでほしい。五つ目に、授業内容をしっかりノートに書き、できればわかりやすく書きこんでほしい。また、10月頃からは過去問にも取り組む。このことが何よりも大切である。
このように、①やるべきことをまとめる、②わからないことは先生に聞く、③勉強のやりすぎは禁物、④スキマ時間は暗記にあてる、⑤授業内容をノートに書き、過去問もする、の五つをすることで、僕は附天への逆転合格を果たすことができた。これを読んだあなたも、五つのことを意識してこれからの受験勉強に臨んでみてはいかがだろうか。