和歌山に住んでいましたが、親の転勤の都合で大阪の学校を目指すことになり、新6年から浜学園和歌山教室に転塾しました。平日のマスターコースは和歌山教室で受講しましたが、7月に始まった日曜志望校別特訓は上本町教室に通いました。日曜日、朝9時の授業に間に合うよう和歌山市駅発の特急サザンに乗り、電車を乗り継いでの通塾です。月にたった2回とはいえ、家から駅までバス、
30分に1本の特急に1時間乗り、難波で乗り換えさらに近鉄電車で上本町へと片道2時間。1日授業を受けて帰宅すると夜11時前になることもあり、疲れました。
夏期講習ではさすがに毎日通えず、欠席分はWebの授業で補いました。和歌山から上本町に通うのに往復4時間費やすことを考えると、とても便利でした。体力を温存し、家で勉強できありがたいと思いました。
秋からは上本町のL洛南・西大和コースに通いました。日曜志望校別特訓に加え志望校別講座の受講も始まり、ほぼ毎週、上本町教室や天王寺教室に通うことになりました。連日の冬期講習、入試直前特訓も通えるときだけ通いました。送迎に付き添ってくれた両親も音を上げ、最後は一人で通うことになりました。
通塾に時間を取られ、勉強時間を少しでも多く確保するのがずっと課題でした。ですが、上本町教室のL洛南・西大和コースに集まる意欲的な女子ばかりの活気ある雰囲気は刺激的で、毎回通うのが楽しみでした。
特急サザンに乗り込むといつも窓の外を眺めていました。紀の川を渡り、和歌山ののどかな田園風景が続いた後は、大阪との県境にある山を越えます。そして泉南に入ると突如、真っ青な海が広がります。だんだんビルやマンションが増え、通天閣が見えてくるとまもなく難波。厳しい受験勉強のひととき、こんな風景を眺めながら和歌山から上本町に何度も通ったことも私の忘れられない思い出です。