私が浜学園に入ったのは4年生の6月ごろです。入ったときからずっと留学や海外研修がある大阪教育大学附属池田中学校(池附)に憧れて、第一志望にしていました。池附に入学したいという思いは強かったのですが、学校の宿題しかしていなかった私にとって浜学園の宿題はとてつもない量で、復習テストの日までに終わらないときもありました。そんな日は復習テストの点数が悪いので受けることさえも嫌でした。今から思えば絶対ベスト3に入るという強い気持ちがなかったのだと思います。
そんな何気ない日々を過ごしていたら、あっという間に6年生になってしまいました。家に届いた副教材の量を見て驚いたことを今でも覚えています。しかし、なんだかんだ言っても勉強してきたからできるはず……という甘い気持ちでした。そして迎えた6年生の初めての授業の日。それまでの雰囲気とは違いました。みんな真剣な眼差しで授業を聞いていることを目の当たりにして少し焦りましたが、それでも今までと同じようにのんびりとやっていました。しかしそのツケが回ってきて、それまで良かった国語の成績が、4月の公開学力テストで一気に下がってしまいました。池附は二次試験が特徴的なのでそこに力を入れたいのに、このままでは一次で落ちてしまうと言われました。
そこで苦手な算数を中心に勉強しました。苦手な分野をとにかくやることが大切だと思います。そして出願時に二次試験で社会か理科を選ぶのですが(実技もあります)、私は5年生の頃から受けていた社会を選びました。理科が得意でない人は社会を受講することをオススメします。そして統一入試日に雲雀丘学園を午前と午後で受け、どちらも合格し、その勢いで池附を受けました。入試では、とにかく落ち着いてミスをしないことを心がけていました。そして合格できました。音楽は失敗してもいいので、とにかくやり切ってください。
最後になりますが、やる気が出なくても合格した未来を想像して頑張ってください。