僕は小学4年生のとき、浜学園の土曜マスターコースに入塾しました。入塾テストの結果は良くなく、Hクラスからのスタートでした。
当初は4教科での受験を考えていましたが、地理が苦手だと感じるようになり、3教科受験を決意しました。4年生の間は受験を身近に感じられず、また質問するのが恥ずかしくて行かなかったため、Hクラスのまま1年間を終えました。ただ、授業中は怒られるのが怖く、騒がずに集中して取り組んでいました。
5年生になるとSクラスに上がりました。しかし、公開学力テストでは良い時もあれば撃沈することもあり、偏差値は平均で50を少し超える程度。Vクラスに上がるには程遠く、Sクラスの中でも下位層でした。それでも、Web授業を活用し、着実に学習を進めていこうと努力しました。
そんな中、最も大きな挫折となったのが「小5志望校判定模試」でした。ほとんどの難関校・最難関校の判定がCまたはDで、自分の努力が無駄だったのではないかと感じ、家で叫び、泣きました。それでも諦めず、5年生の11月から遅れて最高レベル特訓を始めました。最高レベル特訓を受講するのが遅かったので、前の範囲のテキストを買い、Web授業を繰り返し視聴しながら、今までやってこなかった範囲もNo.1から1問ずつ解き直しました。その結果、成績は大きく伸び、偏差値56あたりを安定して取れるようになり、Vクラスへの昇格が現実味を帯びてきました。
ゲームを禁止し、勉強に集中する環境を整えました。そして、新6年生の2月、ついにVクラスに上がることができました。しかし偏差値56程度ではVクラスで戦うには厳しく、算数の1.5倍配点がなければ落ちていたレベルでした。
6年生では「七冠特訓」に参加しましたが、最初の挑戦では1校も合格できず、悔しい思いをしました。2回目の七冠特訓では少し成績が伸び、1校だけ合格することができました。しかし、秋ごろの公開学力テストでは偏差値49となり、再びSクラスに落ちてしまいました。
そして過去問演習の時期になりました。わからない問題が次々と出てくる中、日曜志望校別特訓の宿題にも追われ、苦しみました。そんな中、第一志望校の過去問において「どの問題を捨てるべきか」「どこを重点的に解くべきか」を先生に質問しようと決めました。
それをきっかけに、僕は積極的に先生に質問できるようになり、さまざまなコメントを通じて自信をつけていきました。質問することで難問を2回解き直し、確実に解法を身につけました。
入試前日、受験予定だった学校を急遽、西大和学園に変更し、緊張しました。そして迎えた受験当日。先生方に励まされながら会場へ向かい、「自分を支えてくれた先生を信じよう」と決意しました。そして、僕は受験を終え、合格しました。
受験期中は集中し、ただひたすら問題を解き続けました。努力は、必ず報われます。