私は6年生に進級するタイミングで浜学園に入塾しました。浜学園で学習する内容はとてもレベルが高く、ついていくのが大変でした。はじめは宿題やテストをやるだけで、間違えた問題のやり直しなどする余裕はありませんでした。そのせいか、秋以降は思うような成績が取れず、得意だった国語や社会まで少しずつ成績が下がってきてしまいました。
このままじゃ第一志望校どころか他の学校にも受からないかもしれない、と不安になった時、お世話係の方が「大丈夫!焦らずがんばって!」と優しく声をかけてくださり、教科の先生が授業後もわからない問題を丁寧に教えてくださったことがありがたかったです。
おかげであきらめることなく、日曜志望校別特訓後半からは過去問の添削をしてもらったり自習室で質問を積極的にしたりして、自分の弱点を見つけ、対策することができました。
同じ中学を目指す友達もできて、わからなかった問題を解きあうことでお互いを高め合えました。何よりも浜学園の先生の授業が興味深く楽しすぎるものだったので、毎日勉強ばかりという辛い環境の中でも塾に通うことが嫌になることはありませんでした。
そして迎えた第一志望の中学の入試当日。珍しくかなり緊張していた私が試験会場に行くと、10本以上の「常在戦場」ののぼりと黄色いベンチコートの集団が目に入り…あまりの衝撃に緊張が吹っ飛び大爆笑!の後、朝早くから私たちのために集まってくださったたくさんの先生方の熱意が嬉しくて泣きそうになりました。
試験会場に入る前に先生が「計算間違いだけはするなよ!」と一言だけ言って送り出してくださったことが忘れられません。私がこれまで大事な場面で凡ミスや計算ミスをしていたことを先生はわかってくださっていたのだと思います。その結果、いつも通りの感覚で試験に臨むことができ、実力を精一杯出し切って第一志望の中学に合格することができました。
あの黄色一色の景色が、今となっては私の浜学園生活で一番心に残った場面となりました。
たった1年間でしたが、今までで一番充実した濃い1年でした。本当にありがとうございました!