僕は姉の影響もあって、低学年のころから浜学園に通い始めました。スイミングやサッカーを続けながら、自分のペースで楽しく勉強していました。授業は面白く友達もたくさんできて、毎日がとても充実していました。そんな僕が奈良学園を志望するきっかけになったのは、3年生の時に参加した学校見学会でした。自然が豊かできれいな校舎、家からも近い奈良学園に、「僕もここに通いたい」という気持ちが芽生えました。
ところが5年生の夏ごろから、少しずつ授業がしんどく感じるようになりました。宿題には手を付けず、友達のうちや自分の家でゲームばかりしていました。5年生の終わりにはHクラスに落ちてしまい、とても悔しくて「クラスを上げよう!」と決意しました。
ですが6年生になると宿題の量も増えて、気持ちがついていかなくなり、夏の公開学力テストでは僕史上最低まで転落しました。成績が上がらず面白くないので浜学園の授業をさぼることが増え、夜にプチ家出することもありました。そんな僕に両親は、「無理して受験を続ける必要はないよ」と声をかけてくれました。夜には「やめようかな」、朝になると「やっぱり続けよう」と気持ちが揺れ動きました。でも、夏の終わりには「最後までやり抜こう」と自分で決めました。
6年生の9月からは正しく理解することを目標に、浜学園の教科書の基礎問題を繰り返しました。10月以降は日曜志望校別特訓の問題にもできる限り挑戦し、同時に奈良学園の過去問にも取り組みました。少しずつ問題が解けるようになり、授業が再び楽しく感じるようになって、家での勉強も苦ではなくなりました。過去問ではなかなか合格ラインまで届かないこともありましたが、11月以降は入試直前特訓の問題をすべて理解することを目標にして取り組み、過去問の点数が上がってくると少しずつ自信がついてきました。
受験本番は体調もばっちりで、「どこか1校でも受かればいいや」とリラックスした気持ちで試験を受けることができました。そして結果は、受験したすべての学校に合格!!夏にあれほど苦しんでいた自分がまさかこんな結果を出せるとは思わず、一番驚いたのは僕自身でした。最後まであきらめずに頑張って本当に良かったです。最後の最後まで成績は伸びるものだと実感しました。
ここまでやり抜けたのは、浜学園の面白い授業や西大寺教室の先生方のあたたかいサポート、一緒に頑張ってきた浜学園の大切な友達、そして何よりずっと応援してくれた家族のおかげです。
皆さんももし行きたい学校があるなら、偏差値だけをみてあきらめるのではなく、基礎に戻って一歩ずつ勉強を積み重ねてください。諦めずに努力すれば、きっと素晴らしい未来が待っています。