僕は、6年生の秋になるまで受験勉強での秋の辛さを知りませんでした。
春は学年が変わって問題が難しくなるし、夏は一日中勉強することになるし、冬は入試直前でより大変になるということは分かっていました。でも秋の辛さは、感じていませんでした。しかも、夏休みは受験の天王山だという話をよく聞いていたので、夏が一番つらいものだと思っていたのです。
大変だった夏期講習が終わり、秋になりました。
夏休みは、朝から夕方までずっと塾で勉強をしていたので、一日中勉強することに慣れていました。だから、秋になると勉強時間が短くなり、宿題が進まず、いつも焦っていました。しかも、学校では行事があります。体育会では、組立体操の練習がほぼ毎日のようにありました。音楽会では、僕はティンパニという打楽器をオーディションで受け、やることになり、体力的にもしんどかったです。体がつかれると勉強に集中するのも大変でした。また、日曜志望校別特訓や入試練習なども志望校別になり、より厳しくなります。僕は第一回、第二回灘中入試練習は落ちてしまいました。さらに、マスターコースのクラスもV2に落ちていたので、より苦しかったです。
結局、悔しくて努力したかいもあって秋の後半くらいにはV1に戻ることができたし、直前期も最後の最後まで頑張ることができました。
うまくいかないこともあったけれど受験勉強を通して努力の大切さを知りました。合格出来てよかったです。