僕は4年生から浜学園に通い始めました。マスターコースしか受けておらず、最高レベル特訓を受けている他の子に比べ、算数はあまり得意ではありませんでした。でも国語は得意だったので、公開学力テストでもいい点数を取れ、灘中合格特訓の資格も取れました。
5年生になり、灘中合格特訓と最高レベル特訓算数に通い始めました。灘中合格特訓は授業のレベルが高く、向上心が湧きました。最高レベル特訓では、算数のおもしろさに気づき、授業に集中し、宿題を欠かさずやり、気づけば得意科目になっていきました。
それまでずっと天王寺教室で授業を受けていましたが、6年生になると、最高レベル特訓や日曜志望校別特訓で上本町教室にも行くようになりました。最高レベル特訓算数では0組になり、日曜志望校別特訓、春期講習、夏期講習、入試直前特訓と0組を一年間保てたのは自信になりました。
好成績に浮かれていた5月の灘中オープンでは算数2日目17点という記録的な得点を出してしまいました。これは僕にとって忘れられない苦い思い出です。見直すと普段なら解けていたはずの問題も、全体的な難易度の高さに焦ってしまい解けていなかったことがわかりました。
この頃は捨て問を選んでも、取り返さなくてはと焦ることが多かったのです。模試を繰り返すうちに、捨て問は捨て問として次の問題に気持ちを切り替えられるようになりました。
しかし12月に海陽中の入試を受けた時、難問の連続でまた焦ってしまいました。不合格も覚悟したほどです。「焦りは禁物」と再度心に刻みつけ、冬休みのテストも意識を強くして取り組みました。
正月の灘中プレでは10傑に入ることができ、とても自信がつきました。入試直前期には算数教材の「至」や「極」に毎日取り組み、入試前日や当日の朝も算数の教材をやり、算数は入試に向けて万全の準備を整えました。本番も、模試の延長だと思って焦らず臨むことができました。それが功を奏し、算数で両日高得点をとり、国語と理科の合格者平均点割れもカバーし、総得点で合格者平均点を大幅に上回ることができました。
最後に、3年間お世話になった浜学園の先生方、家族に心から感謝の気持ちを伝えたいです。