僕が初めて明星中学校に出会ったのは、小学4年生の秋だった。そのときは、数学の体験授業を受けた。授業のわかりやすさ、学ランのかっこよさ、綺麗な校舎から明星中学校にあこがれ、明星中学校に入学しようと思った。
しかし、近所の塾では、「今から受験勉強を始めたところで、明星中学校には合格できない。明星中学校はもっと前から勉強している人が合格している」などと言われた。その後、有名な塾を探すと、浜学園があった。ここなら信用できるぞッ、と思い、入塾テストを受けた。結果は合格だったので、入塾することにした。
僕は土曜マスターコースから始めることにした。いよいよ最初の授業の日が来た。僕はおどろいた。なぜなら、内容が当時の僕にはとても難しかったからだ。当然宿題も難しい。その時は「計算テキスト」でさえ苦戦した。やる気がなくなってくる僕の頭に浮かんだのは、明星中学校の校舎の姿だった。ここであきらめれば、その明星中学校に入学することができないと思い、本気で勉強した。次の週に受けた国語の復習テストは、なんとベスト1だった。努力をすると報われることを知った僕は、やる気が上がった。理科や算数でもベストに入ることができるようになった。
そして5年生の10月、僕が入塾して約1年経ったころに、マスターコースに移った。その時はH2だった。クラスを上げたいと思った僕は、それまで以上に勉強した。すると、ほぼ毎回の単元でベストに入った。僕はうれしかったが、油断してはいけない。もう一人、僕の横の席にベストを何度もとっている人がいたからだ。負けないように努力し続けていると、しばらくしたら成績表が配られた。なんと、H2からS3に飛び級していた。S3でも努力を続け、一度S2に上がった。だが、S2はそんなに甘くない。合格点以下の点数をとったことも何度かあった。しかし、そこでめげずに勉強すると、算数で2回ベストをとれた。成績表を配られた時は落ちていなかったが、その次にS3に落ちた。僕はとても悔しかった。その悔しさをバネに、僕の成績は伸びた。
入試直前特訓も受け、学力を上げ、ついに入試本番。明星の特進に合格した。この喜びを皆さんにも味わってほしい。