ぼくは新5年生の2月にSクラスで入塾しました。初めのころは、知識が全くなかった理科でなかなか点数を取れませんでした。国語は物語文が苦手で、公開学力テストでは成績が上がったり下がったりしました。しかし何とか、僕より前から浜学園に通っている人たちに追いつき、6月にVクラスに上がりました。宿題が大変になりましたが、授業が面白く、モチベーションが上がり、今まで足を引っ張ってきた理科が得点源に変わりました。夏期講習で力が伸び、8月以降は偏差値が60を超えるようになって、11月に志望校を甲陽に決めました。
自信満々で新6年生になりましたが、気が緩みすぎて最初の公開学力テストで算数の偏差値が46、全体が52と過去最低の成績をとってしまいました。これに懲りてしっかり勉強しようと思いました。日曜日は日曜特訓前期<灘コース>やイベントテストに休まず出席し、夏期講習も父が立てたスケジュール通りにこなしました。朝は6時に起きて、とにかく宿題を回すことを頑張りました。
9月の日曜志望校別特訓で甲陽コースに移りました。1組のまま10月までいきましたが、秋から成績がだんだん落ちてきたことや、灘コースの中から甲陽コースに移ってきた人もいたことから11月に2組に降格しました。宿題が増え、過去問特訓も始まり、やることが山積みで辛くなりました。直しの時間も取れず、授業も身が入らず、でスランプに陥ってしまいました。原因は勉強のしすぎの脳疲労でした。こんなふうになって休憩の大切さを知りました。ここからは宿題を厳選し、授業中に先生が難しい、しなくてもよいと言った問題は飛ばしました。これで気も楽になりました。最初から宿題を全部やろうと思わないことや勉強の時間が多少少なくなっても所々休憩を挟み、よく寝ることは大事です。休憩時間には屈伸やラジオ体操も取り入れました。ぼくは量よりも効率よく理解を深める勉強方法に切り替えることでスランプを脱却できました。
前受験では海陽、北嶺と合格しましたが、愛光はあと4点足りず不合格でした。4点の重みから見直すことが大事だと改めて感じ、甲陽本番では絶対にこんな悔しい思いはしたくないと思いました。
甲陽の受験当日はとても緊張しましたが、当日の朝、先生に激励してもらい緊張が和らぎました。そして今までの努力を思い出して取り組み、合格することができました。努力は人を裏切りません。今までお世話なった先生方、ありがとうございました。