受験勉強がつらいと思っている人は、きっとたくさんいるでしょう。私もつらいと思うことがたくさんありました。毎回ある復習テスト、たくさんの宿題に追われる毎日。学校から家に帰っても、塾に行ってもずっと勉強、勉強、勉強…考えるだけでげんなりしてしまいます。ですが、それ以上に嬉しいこともたくさんあるということを私は伝えたいです。
成績が上がった時、一緒に喜んでくれる両親や塾の友達。100点を取った時にすごく褒めてくれる塾の先生方。何より、分からなかったところが分かるようになる自分自身の成長がとても嬉しいものでした。もちろん、いつも幸せな時間ばかりではありません。塾に行くことすら嫌になってしまうときもあります。特に春休みや夏休み。学校の友達は勉強もあまりせず、毎日楽しく遊んでいるのに、なぜ私だけ春期講習や夏期講習に行ってずっと勉強しなくちゃいけないのと思ってしまうこともありました。
そんな時私を支えてくれたのは、毎日朝早くからお弁当を作ってくれる家族、つらいときもお互い励まし合った塾の友達、勉強の悩みをいつでも聞いてくれた塾の先生方でした。憧れのあの学校に行きたい、あの制服が着たい、あの部活に入りたい、となぜ自分が勉強しているのか、目標を何度も思い出して自分を自分で奮い立たせました。勉強の気分転換に行きたい学校のパンフレットを読んで気分を盛り上げたりもしました。勉強をつらいものではなく、少しでも楽しいものに工夫するのです。一人で悩まずまわりに相談したり愚痴を言ってもいいのです。受験当日は一人で試験を受けなければいけませんが、それまでの道のりは、まわりの人に頼りながら、助けてもらいながら乗り越えていけばいいのです。
私は算数が苦手だったのですが、どの分野が不得意なのか、いつもどんな問題で間違えているのか、まわりの人に指摘してもらい、何度も何度も繰り返し解きました。復習は何をすればいいか先生に相談すると、どれを優先すればいいのかアドバイスをもらえました。
理科の苦手な分野もWeb講義を視聴して、授業で理解しきれなかった部分をなくしていきました。国語は苦手ではありませんでしたが、記述の講義を受けるとさらに成績が伸びました。漢字や四字熟語も間違えた問題を書き出し、一週間後にもう一度、一ヶ月後にさらにもう一度と繰り返し復習していきました。一生懸命取り組んでも思うように成績が伸びないこともあります。テストの点数が低くとても悔しい時もありました。ですが、努力した結果は必ず自分の力になっています。今の私は去年の私よりとても成長したと、自信を持って言えます。
受験生のみなさん。私は志望校に合格した今、勉強以外にも趣味のピアノや我慢していた漫画を読んだりして毎日を過ごしています。憧れの中学校での新生活にわくわくしています。もう少し頑張れば、楽しく幸せな毎日が待っています。まわりに助けてもらいながら、最後まで頑張ってください。