私はこの春、神戸女学院中学に進学することが決定しました。この合格体験記が、皆さんのお役に立てれば幸いです。私は5年生の夏と、少し遅れた入塾です。最初のクラスはH1クラスでした。初めは、ベストを取ることを目標に頑張りました。
6年生に上がる頃にS4からS1に上がり,改めて復習テストの難しさを痛感しました。しかし、テストにも慣れて6年生の夏に成績が急上昇し、6月の公開学力テストで10傑に入ることができました。おかげでV2に上がることができ、嬉しかったです。その頃から志望校の目標がはっきりとしてきて、同じ学校を目指すとても良い友達に恵まれました。みんなとても頭が良く、時には劣等感も感じましたが、優しい友達に囲まれて切磋琢磨した雰囲気の中に身を置くことができたのはプラスになったと思います。
天王山である夏、成績の安定していた私は慢心して無駄な時間を過ごしていました。このツケを、私は12月に払うことになります。それまで63辺りだった偏差値が、12月に56まで落ちました。第一志望の神戸女学院も、第二志望の須磨学園も、A判定を逃してしまいました。このことでかなり不安になりました。元々算数が苦手で、神戸女学院の過去問は25点ぐらいしか取れていない年もありました。その頃は「落ちる」ことにまた一歩近づいた気がして、怖かったです。そこで、もう一度算数を補強しようと、TKGを徹底的にやり直しました。この方法は効果があると私は思います。苦手単元の場合の数、規則性などを重点的に、自分の思考を全てノートに書くつもりで解きました。
入試前日の先生からのおやすみコールでは、緊張をほぐすためか「今日の夜は何食べた?」など普通の会話をしてくださいました。先生の出してくれたクイズが面白くて、合格するという確信があるわけでもないのに、安心して眠ることができました。
入試当日は、神戸女学院のトイレの窓を楽しみに試験会場へ向かってください。ちょっと気分が上がるかもしれません。体育実技は返事の声が裏返ったけれど、受かったので大丈夫です。合格発表の時は、1分1秒がとてつもなく長く感じられました。合格の文字を見たときは、親子で泣いて喜びました。私は合格したけれど、本当に危ういところだったと思います。こんな私だからこそ言えるのは、夏に本気で頑張ってほしいということです。悔いのないよう受験を終えるためには、それが一番だと思います。受験会場にこれまでずっと支えてくださった浜の先生はいません。だからこそ自分に自信が持てるような勉強をしてほしいと思います。頑張ってください!