私は2021年の中学校入試で、塾の先生方をはじめ、たくさんの方に支えてもらい、第一志望校に合格することができました。私の経験を書いたこの体験記が少しでもお役にたてれば嬉しいです。
私は10月下旬に行われた最後の合否判定学力テストで、第一志望校の神戸海星女子学院中学校がC判定でした。入試本番までの残された時間を思うと、とても落ち込みました。今思えば、私がC判定になった一番の理由は、他のみんなが勉強に追い込みをかける時期に、思うように宿題が出来ず、出来ない事に焦っていたことだと思います。
9月からはマスターコースと日曜志望校別特訓が行われており、どちらも宿題があります。しかし、日曜日は公開学力テストや日曜志望校別特訓があり、まとまった宿題の時間はとれませんでした。そのため、マスターコースの宿題も日曜志望校別特訓の宿題も十分にはできず、この時期の復習テストの結果は非常に悪かったです。さらに、小学校ではコロナ禍で運動会が11月下旬に延期になり、10月からは運動会の練習が連日行われていたため、体力的にも気持ち的にもこの9月から11月までの3か月間が一番苦しかったです。
この経験をふまえ、みなさんに意識して行っていただきたいことが2つあります。1つ目は、今やらなければいけないことを全て書き出すことです。そうすることで、「今自分がやらなければならないこと」が明確になり、計画が立てやすくなります。計画が立てられると、計画に沿って進めることだけに集中し、必要以上にあせらずにすみます。2つ目は、マスターコースの宿題を優先して取り組むことです。マスターコースは基礎となる授業であり、復習テストでよい点数が取れると、その教科の自信にもつながります。
C判定で落ち込んだ私は、一番得意だった国語の宿題をいつも以上に丁寧に行い、復習テストではベスト1が取れるように、出来る限りの準備をしました。その結果、少しずついつものリズムと自信を取りもどすことができ、入試本番を迎えることができました。
入試本番の日、目の前にテスト用紙がきた時に「私あれだけ頑張ったから!」と思えるように、頑張ってください。