合格した時、真っ先に感じたのは安堵感でした。自信をもって受験をむかえたとはいえ、不安や緊張がなかったとはいえず、合格できるかどうか少し心配だったからです。
僕が入塾したのは、3年生の冬です。入塾当初から淳心学院中学校への進学を考えて勉強していました。入塾してすぐSクラスに上がり、5年生ではずっとあこがれだったVクラスにも上がれました。そこまでは順調な日々でしたが、6年生になり、今までにない試練が待っていました。
まず、春期講習です。毎日の通塾と宿題に多くの時間と労力を費やすので大変でした。日曜錬成特訓も始まって、さらに一週間の授業時間が長くなり、1年間たえられるか、と心配にもなりました。でも、4月の初めての合否判定学力テストでは、先生に「結果にふり回されるな」と言われていたので、少し楽な気持ちでのぞめました(2回目以降の合否判定学力テストでは、成績が志望校に行けるだけの充分なものかを考える必要があると思います)。
7月には日曜志望校別特訓が始まります。加えて、夏休みに入ると、夏期講習も始まります。マスターコースの宿題もあり、塾の宿題はあわせて約3倍の量です。学校の宿題もあります。ここが1年の中で重要な時期です。先生にはよく「夏休みの宿題の仕方で入試の結果が変わることもある」と言われたので、必死に取り組みました。
夏休みが終わると、受験に関する話をすることがとても多くなります。そこで僕は、受験が終わった後のことを考えてしまい、心にすきが生まれ、そのせいで3回目の合否判定学力テストで大失敗しました。先生や両親に指摘され、僕は余計なことを考えず、合格という結果に向けて集中し進んでいかないといけない、ということに気付きました。
その後、最後の合否判定学力テストを無事乗り越え、入試期間に入って前受け受験と順調に進み、いい状態で入試統一日をむかえることができました。みなさんも、受験勉強の中で一度や二度、苦しくなったり、何か他のことに逃げたいと思ったりするかもしれません。けれども、あきらめず、余計なことを考えず最後までつき進めば、すばらしい結果にきっとたどり着けると思います。
受験勉強を、がんばってください。