僕は、小学校2年生から浜学園に通っていました。私立の小学校に入ったため受験は絶対しなあかん!みたいな雰囲気があったので、浜学園に早めに入って、頑張らないといけないと家族に言われたからです。でも僕は、勉強が大嫌いでした。勉強が嫌いで、分からない授業だと眠くなってきて、眠さに負けて寝てしまいました。
そんな癖がついてしまい、学校の先生にも家族にも浜学園の先生にも、注意ばかりされていました。「勉強が嫌い→わからない→眠い→寝てしまう→さらに勉強がわからない→勉強が嫌い」こんな悪循環を繰り返していました。なんとか学校や浜学園の宿題をやって、テストを受けて間違ったところを直すことだけ頑張りました。
小学5年生の春までこんな調子で、弱い自分に負け続けていました。家族からも「このままやったらどこも受からないよ。それでいいの?」と言われ、「別に。人は人やし」と言ってしまっていました。でも、学校の友達や、浜学園で仲良くなった友達が、受験勉強を頑張り始め、どんどん成績が上がっていき、志望校を決めて頑張っている姿を見て、(あ、僕もしっかり頑張らないとな。寝てたらあかんよな)という気持ちになってきました。
中学校の見学に参加したり、浜学園の先生から話を聞いたりして、僕は(洛星中学校か東山中学校に行けたらいいな)と思うようになりました。そう思ったのが小学5年生の6月頃です。その時、偏差値は30でした。洛星中学校も東山中学校も偏差値が全く足りませんでした。
そこから"授業中は寝ない!"と決めました。教室の職員さんや家族と相談して、復習テストや模試を受けて、わからないところや間違ったところを何回も復習を頑張っていくことを決めました。今まで寝ていた分、復習をサボった分、わからないところだらけで、周りの友達についていくことに必死でした。
授業や復習テストや模試の復習は、家族が復習の資料を作ってくれて、浜学園の先生方も一生懸命教えてくださいました。時々復習や間違い直しが膨大過ぎて嫌になり、逃げたくなることが何回もありました。その度に家族から「今まで寝ていたから、今、頑張らないと、ほんまに、自分が行きたい学校行けへんよ」と言われ、悔しい気持ちや不安な気持ちになり、(諦めよかな?でも、洛星中学校か東山中学校には行きたい!こんなんで行けんのかな?)と泣いたこともありました。
受験まであと半年となった時、周りの友達が自分より頑張っている気がして、皆と一緒に土日もずっと浜学園で頑張りました。とにかく復習ばかり。復習をしてわからなかった問題が解けた時は、めちゃくちゃ嬉しくなって、友達や家族にも問題の解き方を話していました。そんなことを繰り返し、6年生の受験前最後の模試で偏差値が58になりました。
この結果から、東山中学校ユリーカコースには絶対合格したい!!と強く思うようになり、6年生の冬休みは、わからないところを無くす努力をしました。
洛星中学校も東山中学校も同じ日の午前と午後に試験だったので少し緊張しましたが、頑張りました。入試問題は、今まで復習してきた問題がたくさん出ていて、東山中学校の問題はスラスラ解けました。洛星中学校の問題は難しく感じました。
結果、洛星中学校は不合格、東山中学校はユリーカコースに無事合格しました。家族中泣いて喜びました。
僕の後悔は、授業中寝ていたことです。あの寝ていた時間、しっかり聞いてしっかり復習していたら洛星中学校も合格だったかもしれません。
中学受験の勉強を通して、早めに頑張りはじめることの大切さを学びました。僕は、春から東山中学校のユリーカコースで、寝ないで頑張ります。そして、将来、国公立の大学に行きます。