私が同志社中学を志望しだしたのは、小5のときに見学に行ったのがきっかけです。自然の中で広々とした開放的な校舎の雰囲気が一瞬で好きになりました。校内見学で理科の教室に行くと、本物の大きさのカバのはく製やいろんな標本が置いてあり、ここで勉強出来たら面白そう!と思いました。その後、小5の秋に参加した英語の体験授業では、音楽を聴くようにリズムを大切にしたゲームのような授業が楽しく、やっぱりこの学校に通いたいと改めて思いました。
途中、ダンス部の強い学校と第一志望を迷った時期もありましたが、私の志望校は憧れをもとに決めました。反面、最後まで直しをさぼったままだったせいか、私の浜での成績は、得意な国語以外はなかなか上がることはありませんでした。しかし、8月の合否判定学力テストが悪く、さすがに私も少しショックを受けました。ふらふらしていた気持ちを少し引き締め、大好きなピアノも9月の発表会を最後にお休みすることにしました。
その頃からやっと受験に対するモチベーションを上げるように勉強の努力をし始めました。でも秋からは、日曜志望校別特訓や同志社合格への道も始まり、ますます宿題に追われる日々でしたが、たくさんの問題を解く中で苦手な算数の成績がちょっとだけ安定してきました。直しは相変わらずサボり気味なままでしたが、浜の膨大な宿題量のおかげで(私はこなせませんでしたが、笑)反復の中でだんだんと知識が定着していった気がします。結果、最後のクラスはVSSでしたが、周りの真剣さとスピードについていくのが必死ながらも、目の前の問題から逃げない様にしました。
そんなしんどい12月のある日、同志社中学からかわいいクリスマスカードが届き(見学で住所を書くと毎年届く)、とても励みになり、そこからは迷いなく受験当日まで私なりに頑張りました。ただ、過去問に取り組んだのが12月に入ってからと遅かったので、受験前日まで併願する系列校含め過去問解きに追われていました。入試直前特訓の宿題もあり最後の1ヶ月はハードでしたが、四条烏丸から友達とおしゃべりしながらの帰り道はホッとできるひと時でした。
受験当日はお天気も良く、学校からは社会で習った比叡山がきれいに見渡せました。「絶対合格する」と思って試験に臨み、無事に合格することができました。志望校を自分の目で見ることは大切だと思うし、勉強のやる気に絶対つながります。