浜学園 東大寺中コース

浜学園 東大寺中コースご連絡先

東大寺中入試に要求されること

東大寺学園中を目指す生徒や保護者の方向けに、東大寺の傾向や勉強方法、なにかアドバイスできませんか?
という事務局の発案で、座談会を行いました。
東大寺の入試科目である算・国・理・社を担当する精鋭講師陣が、東大寺学園について語ります。
そして橋本学園長も登場。

算数
岩沙 直彦
国語
吉田 信宏
学園長
橋本 憲一
理科
宇都宮 豊史
社会
前田 茂

算 数

岩沙先生ってどんな人?ちょっと講義を覗いてみよう。

事務局
まず、東大寺の各科目ごとの特色は何ですか?算数からお願いします。

間違っていても加点される算数

岩沙
東大寺の算数でいちばん他校と違うのは、解き方、途中のプロセスをすごく求められます。
これは受験生にとってはある意味いい面にとらえるべき部分なんですが、普通は答えが合っていればマル、あっていなければバツ、これが他の学校ですよね。
事務局
はい。
岩沙
で、東大寺の場合は答えが合っていなくても、途中のプロセスを書かせてそこが評価対象であれば、その問題の配点の最大4割までは点数として部分点をあげようと。
写真
岩沙
例えば場合の数などで、場合わけをして数え上げていく。でも最後に場合わけしたあるひとつの部分だけ数えミスがある、それが採点者側にうまく伝わるように書いていれば、ある一定の点数くれるっていうところが、東大寺の他の学校と求められるものの違う部分ですね。
岩沙
ですから、もちろん答えを合わせていくらという世界ではあるんですが、その一方で、その子が解いていくプロセスをものすごく大事に見ていきたいというのが学校の想いで、それを入試の中であらわしていると思います。
事務局
なるほど
岩沙
解答用紙で顕著なのが、1番の大きな問題のなかで計算と小問が数題あるんですが、大問1番以外をのぞいて、2番からの大問は全て大きな枠があります。答えを書かせるだけでなく、解き方をこの枠の中でおさめて書きなさい、そして最後に答えをあわせて書きなさい、というのがスタイルなんですね。
3年ほど前からその枠をより広げるために、解答用紙が裏表2枚に2面になって、裏も表も解答用紙というスタイルをとってます。
写真
事務局
試験時間は他科目より10分長いですね。
岩沙
たくさん書いてもらうために、テストの内容を変えたわけではなく、書かせる時間として10分、これは2014年からですかね、10分時間枠を延ばしてます。
これまでは他教科と同じ50分であったものが、算数だけが60分という枠の中で、その時間でより綿密にしっかり書いてもらいたいというあらわれですね。

ミスをさそうような問題も

岩沙
特色としては、とおりいっぺん知ってるだけであれば、答えが合わせられるという側面は非常に少ないと思います。
見慣れないような問題だけど、実はじっくり考えていくとその背景の中に多くの受験生がやっているであろう何かが手がかりになっています。
そういったものを自分で見抜いていく力、そういう部分が問題の中で顕著に見られますね。
写真
事務局
問題の傾向としては?
岩沙
一見取れそうな問題なんだけど、ミスをさそうような側面があって、いざふたを開けてみると子供の自己採点と大きく点がずれていることも聞きます。
子供目線で見て、うまく点が取れないようなつくりにしてるのもあると思いますね。そういうのが東大寺の特徴として挙げられると思います。

作図ができない子には答えられない

事務局
他にはありますか?
岩沙
それから意識的に作図をさせる、これは作図そのものを配点として求める問題も多いです。
他には、例えば作図をしなさいというものの、配点対象にはしないけれども、ある図形が動いていく、ある条件の下でころがったりして動いていったときに、点Aが描く線の長さを求めなさいとか。問われるのは長さなんですが、結局は作図ができない子には答えられない。
事務局
作図が大事だと...
岩沙
答えを出す上で、作図することが求められる。そういうことは頻繁に出ます。平面図形関係で作図をするっていうのはもうものすごく大事な要素になってきます。
普段から授業の中で意識させるのは、定規など使わずに思った図が平面図形・立体図形とわず、難なくすばやく書ける力です。この力は大事だと思いますね。
写真
岩沙
そういうものを普段意識して、いかに伝えていけるかというのが大事だと思いますね。そういうのがまず入試で求められるので、特に公開学力テスト後の講座(注:小6東大寺学園中 入試予想問題徹底演習)でも意識して解説するなかで、折に触れて子供たちに伝えています。
事務局
なるほど
岩沙
実際扱う問題は、浜学園で過去に行ったプレの問題ですから、同じような系統のものを材料に使ってます。それは解説する中で「実際の入試ではそういったことが問われるから、ここに気をつけないとダメだよ」とか、「こういうところをしっかり捉えておけばできるでしょう」という講座になっています。

問題負けをしないために。算数の問題文を読むポイント

学園長
算数は基本的にはそういう傾向があるのですが、東大寺は問題文が短くまとまっています。岩沙先生が言われたように、問題を取り違えて考えているというミスがいちばん多いです。
写真
事務局
そうですね。
学園長
問題文が短いので、そこにいろんなことがが詰まっている。東大寺の算数は、問題を読みながらずっと手を動かしていくのが大切ですね。
例えば、作図もひとつの象徴で、作図を書いていく中で、平行移動やら回転移動を自分が読み間違えているというのをまた消しゴムで消していく。これができればよいのですが、やっぱり最初からきちんと正解を書いていこうとすると、結局は頭の中で整理できなくなり、点が取れないことになります。
学園長
それに対して、書きながら消しゴム使いながら、とにかく徐々に正解によせていくという算数の練習ができている子はやはり強いです。
事務局
はい
学園長
でも、先生が横で「この問題こういうことじゃないの」「こういう条件じゃない」とアドバイスすると、できる子がその文章にやられてしまっている。
学園長
条件を読み取れてない、考えられてないから始まって、「ああそういう風に考えたらよかったんか」と、問題文の第一印象で問題負けするっていうのがね。これは東大寺の問題の特徴ですね。
前田
要するに、それも学校の意図だということですか?出題の。
学園長
意図と言うか、算数を卒業して、数学でもそのような力が必要になりますから。条件をしっかり読み取って結論へつなげてほしい、という出題者の意図がすごくあると思います。
それでも読み間違うこともあるので、分からないから手が動かないじゃなくて、考えてこれはこういう意味じゃないかなと仮定を読み直すというね、こういうところが問われていると。
写真
事務局
手を動かすことで考えるということですね。
学園長
60分の試験時間の中で、手を動かして考えた時間がそのまま得点に反映されます。得点が30点や40点の子は、分からない分からない、どうしようと頭でボーっと考えているだけ。そういう時間に終始してしまいがちな試験です。
学園長
これが東大寺の印象です。それを算数の岩沙先生の授業を受けたらすごく改善されると。書きながら徐々に正解によせていく力がついていきます。

学力をつけるために絶対必要な訓練とは?

学園長
やっぱり板書授業ですね。浜学園の算数はとにかく先生がたくさん板書しますよね。先生の初動と図の書き方をつねに授業で見てる生徒は、やっぱり強くなりますね。
だから真っ白なところに、自分なりに絵を書いていきなさいと言っています。式にしたって全部とにかく埋めていけと。頭だけで手を動かさずに考えていると、力がつきません。これを鍛えているのが、浜学園の板書授業ですね。
岩沙
だから手を動かすことは、考えるツールなんです。考えたことを書くだけの作業じゃないんですよね。だからそういうことが日常的にやれる生徒が通る入試だとは思います。だから、分からないなりに書いてたら、書いたことに自分で気づかされるのはいっぱいあるんですね。
写真
前田
今は、書かない子が多いですよね。
岩沙
自分の中でイメージできたことしか書こうとしない子は多いですね。そこを変えていかないと東大寺の合格には近づけません。
東大寺は手を動かして考えてたら、ある程度みんな同じ土俵にのっかっていけます。手を動かすことをやれる子、やれない子で振り分けられる。
手を動かさなくても一定の学校には合格すると思います。しかし、そのレベルでの一番頂点にしかならないと思います。そこはやっぱり、地道にめんどくさがらずにやることが求められると思いますね。
前田
やっぱり早い段階からの練習とか訓練がいるということなんですね。
写真
岩沙
もう絶対いりますね。逆にそういう部分というのは訓練しない子はできないですからね。訓練で何とかしていく部分ですね。
学園長
だから解答や解説が早くわかると、その力がつきにくい。それを繰り返していると、どうしても分かってから考えようとするクセがついてしまいます。
一番のポイントは、子どもが自分なりに分かろうと手を動かすことです。それが正答にいきつかないとしても、浜学園のカリキュラムではそれで力がついてきます。
前田
あと発問ですね。どの教科でも。社会も発問。考える訓練ができてない子は、見た瞬間に分かりません、て言うから「いや、考えてないやろ」「はい」「考えろ」っていう(笑)。でもそれは訓練で改善されていきますね。

どんどん間違えろ。とにかく書け。

学園長
やっぱりすべてね、間違うことの恐怖心だと思うんですね。「間違えたらいかん!」と思ってしまう。「おおいに間違えろ!」という訓練が必要なんですよ。
前田
でしょうね。
学園長
間違わないと、なかなか自分の力は伸びていかない。
前田
だから「君そこちがうよ」って指摘できる環境は必要と思うんです。家で勉強してるとやっぱりそこが弱いし、間違った答えに対して「まぁいいか」というのもあるだろうし、塾だと目の前で「間違えてるよ」と言えますしね。
学園長
東大寺の特訓は演習形式になってるから、それがいいんじゃないですかね。
吉田
私が保護者としたら、今の説明聞いてたら「式とか書けばいいんや」というのは分かりますが、どこまで書くのかっていうのはやっぱり分からないと思うんですよ。勘所っていうんですかね。そういう具体的なこともちゃんと指導できるのが算数の授業ですね。
写真
学園長
私は教育相談でよく言うことは「とにかくまず書きなさい、時間かかってもたくさん書け」と。「1問に対して模範解答の式が5つあるとしたら、君は10個くらい書きなさい」と。
人間は1ヶ月間もたくさん式を書いてたら、絶対それを短縮しようと考えるようになります。どういう式を削っていくかとか、どうやって短縮化するかとか、浜学園の講師もそこをかなり授業でやりますけど、そこにいく前の前の前の段階では「とにかく書く」と。
書いていく中でそれを1ヶ月、2ヶ月続けたら、勝手に省略化されてくる。それを最初から頭の中で完全な式を考えることは間違っているといつも言っています。
岩沙
減らしていくのは楽ですよね。
学園長
書く力がつくと、自然に書かなくなります。植木算とか書かなくなる。全部図にいれていく。でもそれは、これまで書いてたからできることなのです。始めから書かないということはなかなか苦しい。だからやはり書いてくださいと言います。

算数に要求される力と対策

  • 答えが間違っていても、プロセスが評価されていれば部分点をもらえる。
  • 問題の中で求められる作図する力は必須。浜学園ではその力を身につけられる。
  • 過去のプレ入試を用い、意識すべき点や気をつける点、問題の捉え方を身につけることができる。
  • 問題文の第一印象で問題負けして取り違えをしがちなことに対し、手を動かして徐々に正解によせていく練習が必要
  • とにかく時間がかかっても書く。手を動かすこと。書けば書くほどプロセスを短縮できるようになる。

国 語

吉田先生ってどんな人?ちょっと講義を覗いてみよう。

事務局
では、次は国語をお願いします。

灘・甲陽よりむずかしい問題とは?

吉田
国語をどう捉えているかということからお話しすると、東大寺は50分のテストなんですね。で、平均点は比較的高く出ます。60 点から70 点くらいというかたちで。
事務局
けっこう高いですね。どうしてですか?
吉田
極めて常識的な良問だからです。問題が簡単だというわけではないんですね。東大寺を受ける子たちは、難問とおもわれる常識的な問題をその時間で解く訓練をつんでるんです。その訓練をしっかり体系的につんでいくのが、東大寺の入試には非常に大事になるんですね。
写真
吉田
だいたい東大寺の問題は3部で構成されていまして、最初に漢字の知識題で慣用表現等含めたもの、そのあとに文章題が小説(物語)的なもの、最後に説明文的なものがでます。
事務局
どれがいちばんポイントになりますか?
吉田
知識題です。これは全国屈指の難しさです。漢字の書き取りに関してはおそらく灘・甲陽の比ではなくむずかしいんです。
事務局
なるほど
吉田
それは東大寺の想いが反映されています。さまざまな世代の人、例えば祖父母と話してちゃんと通じるものであったり、社会では行政に関わるものであったり、すごく広い範囲のものに興味を持って欲しいということがあります。神社仏閣や文楽などが書き取りに出たりするんです。
事務局
広い興味が要求されると...
吉田
ですから、日常あまり用いない語彙が出題される難しさがあるんです。そういうものに日頃から気を配っていくという。これはもう動機づけというものが非常に必要になってきます。
写真
事務局
具体的にはどのように対応していくのですか?
吉田
小6生の教材では、公開学力テストの後に実施している授業(注:小6東大寺学園中 入試予想問題徹底演習)ではなく、WEBのみで学習できるWeb東大寺学園中合格導入対策国語・算数講座の知識編であったり、「撃て!翔べ!」のテキストですね。あるいは、男子最難関中12耐特訓の暗記カードがそれに該当します。テストですと、合否判定学力テストの国語Ⅱの書き取りが、東大寺を意識したものになります。
事務局
なるほど
吉田
で、塾生ではない方もそういうものをちょっと今の段階から受けていただくと、練習には非常に有意義だと思います。ただ、知識題は授業ではそれほど重点を置きません。たまたま出てきて、これは私が大事やという判断があるものに関しては類題をするというものはあったとしても、知識という形で時間を取ることはしてないんです。
事務局
なぜですか?
吉田
それは知識は自分で深められるというような側面をもってますし、Web東大寺学園中合格導入対策国語・算数講座で教材を提供してますのでこちらはそういうふうには作っていません。

小説の問題は、人の心情をとらえる想像力が試される

事務局
文章題はどうですか?
吉田
小説と説明文ですが、まず小説はですね、精神的成熟というのが必要です。特に自分の立場とは違う、たとえば両親をなくして孤児院に入ってとか、親をなくして進学できないとか・・・そんな立場の気持ちを推しはかる、心情の変化をしっかりおさえるというようなことが小説においては力点を置かれます。
写真
事務局
なんだかむずかしそうですね。
吉田
文章の構成をしっかりとらえて、具体と抽象の間をうまくつなぐ、抽象的な説明から具体的な例として発言しているものを選んだりされてますね。
あるいはAさんBさんCさんDさんとかがでてきてですね、具体的な話をしてそれにあてはまるものを選ぶというような、まぁ抽象と具体の間をうまくつなぐという思考ですね。
事務局
なるほど

小説と説明文をクリアするためのポイント

吉田
東大寺に関しては小説と説明文に共通して、ポイントがあります。
ひとつは記述です。記述がだいたい80字から100字、あるいは120字くらいのものを含めまして、50分の間で300字前後を解かないといけません。
事務局
それは難易度が高いのですか?
吉田
国語の得意な生徒がそのまましゃっと書けるものとはまた違うんです。本当に訓練の賜物といいますか、毎日50字・100字とかいうのを決めて書くという練習をしてる生徒が、絶対に圧倒的に有利なんです。
その感覚を身に付けて、あ、ここまでこう50字くらいまできたから、あとちょっと抑え気味にいかなあかんとか、これちょっと前で書きすぎてるから前を削らなあかんとか、感覚的なものを養う必要があるんですね。
写真
事務局
それを訓練で身につけていくと...
吉田
90分の授業構成(※4月〜8月の第2日曜に実施している小6東大寺学園中入試予想問題徹底演習講座)としては、「事柄+心情」を考えていく。事柄はいつ誰が、どこでどうした、っていうようなものです。心情はこういう類型があって、という公式のようなものを最初にアドバイスします。
あと、20分くらい標準時間より若干短めで解くという作業をしてもらいます。
事務局
その後は?
吉田
その後は、文章を読みながら、内容を考えながら記述のポイントなどを実際に板書をして、このポイントが必要という形で解説していきます。読解に必要なもの、どこからそれを読んでくるかというような解説です。そして授業が終わった後、答案を回収して、コメントをいれるという風な形をとってるんですね。
事務局
なるほど
吉田
絶対にその時間内で記述問題を書いてね、と指示します。ひとりの自学自習のときは記述というものは甘やかしてしまうんですよ。できないと答えを見てしまう、こんな難しいのできない、となってしまいます。
でも、難問であっても周りが同じレベル、もしくは自分より上の子が解いてますとね、解かないといけないというプレッシャーがあって、埋めようとするんですね。
その感覚がやっぱり集団授業のメリットでもありますし、スピードをつけていくという観点でも絶対に必要なんですね。
写真
事務局
選択肢問題はどうですか?
吉田
東大寺の選択肢問題はものすごく難しいです。2つくらいまで絞れても、最後に絞り込むのが難しい。そういう問題を勘ではなくて根拠を持って答えるために、どこを元にして考えるのかを徹底して教えます。

訓練をつめば7割ぐらいは取れる

吉田
総括すると東大寺の国語はむずかしいのですが、常識的であって、訓練をつめば7割くらいとれるという問題なんです。

ですから、団子になりつつも、ちゃんと差がついてくると言う風な問題なんですね。で、毎月1回の公開学力テスト後の授業(小6東大寺学園中入試予想問題徹底演習)では、東大寺の問題より若干難しめな問題を定期的に短い時間で解いて、それがどうしてそうなるのかと考えていくということを実践的に行う、非常にいい講座やなと。
講座をやる前は「これ無理ちゃうか」と思ったんですけども、実際やってみるとものすごく生徒の食いつきいいですし、喜んでやってますね。まぁそういう勉強していく方向性を示すという点でも、意味のある講座だと思っています。
写真
事務局
はい、ありがとうございます。

東大寺の国語、最大の特徴

学園長
国語の平均点は何点くらいですか?東大寺の国語は、算数と比べると点が低いというイメージがあります。
吉田
いや、高いです。合格者平均をとると8割近いですが、毎年かなりぶれます。
学園長
ぶれますよね。受験者平均50点台、合格者平均60点ちょっとの年もかなりありますね。
吉田
国語の合格者平均が年度によってばらつきはあるけれども、受験者平均と合格者平均にそんなに差がつきません。灘中のトップ層の生徒であっても、ぐんと突き抜けて取れないようにできているようです。
写真
学園長
毎年の平均点がぶれるのは、記号を外すというのが灘中以上に結構多くて、外すときはかなり外しますよね。記号選択で下げてるのとちがうかなと。普通に考えたら「ウ」だろうという問題が「イ」になっているときがありますよね。
前田
それはたぶん東大寺の国語の特色じゃないですかね。
岩沙
絶妙な引っ掛けが1問あるんですよ。
学園長
子供ならまず「ウ」を選ぶやろなって言う感じがすごくある。
吉田
それはあります。文章を書くレベルとその常識のレベルとで普通に判断してしまうと、間違ってしまうこともあります。ミスリードしてそれを答えても、次の選択肢は前の問題と整合性がちゃんと合ってるんです。間違えていてもつながっていくので、1個間違えたら、だんだんだんと転んでいってしまうこともありうるわけです。入試のつくりとしては。

記号選択をクリアするのに必要な勉強とは?

前田
普通は、国語の問題って与えられた枠の中で一応すると思うんですよね。どの教科もそうだと思うのだけど。この枠の中で答えをつくりなさい。で、東大寺ってそれをはみだすことありますか?
吉田
東大寺の場合は、原則かっちり読めればいけるんですけれども、小説であればさっき言ったように、人の気持ちがわからないと全然できないものもあります。文章題に関していえば、比喩とか社会通念というものが分からないと出来ないものももちろんあります。
ただ、説明文に関してよほど特殊な知識がないとできないという問題はなくて、基本的には文章の中で完結する。小説に関していうならば大人っぽい感覚というか、一般常識的な判断がいるんです。
写真
前田
それがちゃんと備わってたら、難易度の高い選択肢問題も答えに迫れるわけですね。
吉田
はい。問題をちゃんと分析しないとダメなんですよ。選択肢を1個2個と消せるんですけれど、その最後のふたつの違いは何かというのを比べる習慣性が必要です。なんとなく消去するのではなくて、選択肢問題も考えるプロセスが重要になってきます。
前田
それは与えられた文章の枠の中で、きちっと考える訓練をすればミスを回避できますか?
吉田
はい、できます。東大寺に関してはできるので、基本的には私は記述を中心に授業を進めますね。

多くの保護者が感じている恐怖感

学園長
やっぱり東大寺の国語は難しいというイメージが私にはあります。下手すると点が悪い、すごく悪いという。
吉田
男子最難関中を目指す生徒は、基本的に高いレベルで国語が安定していることは少ないです。やはり上がり下がりがあります。保護者の方は、下がったときの危険性をものすごく心配されるんですよ。うちの子は良いときは良いけど、悪いときは極端に悪い、という恐怖感があると思うんですね。
写真
学園長
それはありますね。記号選択のもうひとつの怖さは、自分がミスしてもライバルが正解してしまうことです。算数や理科は問題が難しければ、自分に限らずみんな落とします。でも国語は、ライバルがうまいことハマったら点をのせてくるでしょ。
自分が落とした時にみんなも落としてくれたらいいんだけど、記号選択で「ウ」か「イ」で悩んだ結果自分が「ウ」と書き、正解が「イ」だったら「イ」と書いた生徒は正解になります。保護者の方は、こういった心配もおありじゃないかと。

「文章を突き放して読む」とは?

吉田
子どもは、知ってる領域や興味などの範囲がまだまだ狭いです。しかも突き放して読めないんですよ。自分にひきつけて読んでしまう。自分の得意な内容であっても、自分の考え方と違う書き方が書いてあると、入ってこないんですよ。
突き放して客観的にものを読む。「この人はこう言ってるのかぁ。僕とはちがうな」という感覚はないですね。「この人が言ってることは、僕の知ってる知識とちがう。間違ってる」と。そしたら絶対はいってこないです。
だから、文章を突き放して読むという姿勢をまずしっかりつけないといけません。それを養っていくのが、浜学園の授業です。
写真
前田
やっぱり本文の読み取りが弱いんだと思います。客観的に距離を置いて読めるようになるのに、どれくらい期間かかりますか?
吉田
その子の精神性によります(笑)。
ただね、直しがね、記号に関してはいい加減なんですよ。間違いがハッキリするし、正解は「ア」と分かるから。だから、直しをするときにちゃんとフィードバックして、「イ」のどこが間違っているのかを考える。正解が「ア」なら「ア」はどこに書いてあったかと本文に戻ってとかね。
このプロセスをしっかりと練習しないといけません。それを直しで徹底的に指導しています。

社会を選択するメリット

前田
で、社会を取ることのメリットは、国語がコケた分のカバーができることです。社会は平均70点くらいのところ90点取れと言って、それを目標に授業をしています。
実際に90点が取れます。そうすると国語が多少コケたときも、90点取れている子は20点貯金があるから、国語にまわせるんです。
写真
学園長
それは国語じゃなくて社会の・・・
前田
はい、だから国語がうまくいかなかったときに社会でカバーがきく。社会はあるレベルに達したらそんなに点数は下がらないです。ふだん80点取れる子は、悪くても80点は取れるんですよ。
学園長
社会や理科や算数は、いわゆるミスでぶれるぐらいしかないんですよ。でも国語の場合はミスの度合いが違う。
学園長
それに東大寺の場合は4教科均等ですし、やっぱり算数の点幅が開かないから、国語がしょってる部分は他の中学と比べたら割合が高い。そういう意味でも社会の選択は、総合的にメリットになるかもしれませんね。
事務局
保護者の方と接していて、なにか感じることはありますか?

模範解答がすべてではない

前田
そうですね、記述の模範解答が載っていると、その答えが絶対と思われる方が多いんですよ。だからそれと違うとすごい叱られるし、自分もできてないような感覚を持ってしまいます。
東大寺はおそらく模範解答から外れた解答であっても、論理的に構成されているなら採点しなおしてくれます。
ということは、ちゃんと論理的に思考していたら、かなり広い範囲で採点されるので、最近平均点はけっこう高めに出たりするんですよ。むちゃくちゃなことにならないんですね。
事務局
模範は文字通り模範だと...
写真
前田
そういう意味では、お母さんは塾のテキスト等も含めて、答えを絶対だと思ってしまってるところが子供の伸びを止まらせるところなんです。
だから、指導のときは「模範解答と違うけどよく考えられてるな」とか「この見方はすごいな」といったものを拾っていく判断というのは大事なんですね。なかなかむずかしいですが。
保護者が見られるときも「模範解答とはぜんぜん違うけど、本当に良くないのか講師に聞いてみな」といったうまく受け入れてあげるような姿勢があると、子供が書くのがイヤにならずにすむんですね。

国語に要求される力と対策

  • 知識題、特に漢字の書き取りは、男子最難関中トップの難しさ。
  • 文章題(小説)は心情理解のため、一般常識や精神的成熟が必要
  • 文章題(説明文)は具体と抽象をうまくつなぐ能力が必要
  • 解答の許容範囲が広い:講師が個別採点し、子供が書くことを嫌がらないようにするため、模範解答そのままではない答えについても考え方・見方をひろって受け入れ、きめ細かいフォローをしている。
  • 難問と思われる常識的な問題を時間内で解く訓練が必要。それを体系的に積むことで、7割は取れる力がつく。
  • 日常から東大寺国語で問われる視野の広さや幅広い知識などを身につけていく動機づけが必要。
  • 選択問題のむずかしさ:勘ではなく根拠で示す考え方を徹底的に鍛える。
  • 東大寺の問題より若干むずかしめな問題を定期的に短い時間で解いて、考え方を実践的に行う。
  • 点数が上下しやすい記号問題を考えるプロセスをきちんと指導している。

理 科

宇都宮先生ってどんな人?ちょっと講義を覗いてみよう。

事務局
理科をお願いします。

年度によって合格者平均点がぶれる理科

宇都宮
まず3教科生と4教科生の違いから。社会は当然平均が高いということで、下手すると15点以上差がつくことになります。4科目生が有利なのは、75点以上とれたら国・算・理のどれか一科目をミスをしても合格がとれると。
写真
宇都宮
3科目生でいうと、社会でリードされている分、どの科目も落とせないというのが現状ですね。難易度が大きく変わるのは、国語と理科かなと思っています。
宇都宮
理科には、物理・生物・化学・地学という分野があるので、その分野をどうやって解いていくかのアプローチからはじまって、まず基本的な問題と難しい応用問題の2つに分けてもらいたいなと思います。

東大寺入試ではバツになる。その独特の問題とは・・・

事務局
基本的な問題と応用問題はどういったものですか?
宇都宮
基本問題に関しては、一問一答の単純な形式な問題もありますが、やはり東大寺独特のいろんな複合型で知識を問うような問題があります。たとえば「水上置換法で水蒸気を集めてみたら、どのように集めることができますか?」というグラフ問題が出てくるんですけどね。
事務局
はい
宇都宮
ふつう酸素や二酸化炭素の発生を思い浮かべてグラフ化してしまうんですね。その集気でいくと、東大寺の入試ではバツになってしまう。
写真
事務局
というと?
宇都宮
水上置換法で水の中に水蒸気を入れていくことによって、その水蒸気は水に変換してしまうので集気することができません。つまり集められた気体は、元々フラスコのなかにあった空気だけというような形になります。入試のときに日ごろやってる鍛錬にプラスして、水蒸気が冷やされたら水に変わることをちゃんと思いつくかどうか。これは小学校4年生に習ってる知識です。
事務局
なるほど
宇都宮
こういったものはやはり問題数をこなさないと気づかないし、そういう知識とちゃんと結び付けないといけないわけなんです。

数をこなすことで気づきが得られる

宇都宮
これはやはり浜学園で相当量の問題を経験してるという点で、他塾には勝るところかな。浜学園の生徒は、他塾の生徒よりもすぐに気づきます。
宇都宮
難易度が高い問題、特に物理は、1問あたり10分以上かけさせる問題はあります。そこに対してはいかに力をつけるかというところがポイントなんです。
写真
事務局
具体的には?
宇都宮
やはり講師自身が、まず技やスピードとかを見せて、その解き方を伝授していきます。そして、生徒が書いて苦しんで間違えてを繰り返すことで、身についていきます。
宇都宮
ですから、浜学園の圧倒的な問題数を経験してもらい、間違えることによって発展問題の対応力がついていくわけです。
前田
小4の知識は理科でどのくらい必要なのですか?
宇都宮
ちりばめられたら5割くらいは必要かもしれないですね。
宇都宮
理科は6年生のNO.25(注:8月下旬までの学習内容)まで既習範囲終了しますけども、ただやっぱり5年の初めから6年の真ん中までで一通りは解けてもらわないと困ります。4年生の知識で言うと、とうぜん三体変化などの身近な分野、その辺りの範囲になりますね。
学園長
やっぱり4、5年生くらいから頑張ってもらわないといけませんね。
宇都宮
そうですね

平均帯を超えて90点に近づくためには?

学園長
理科の問題はだいたい平均点のところに分布が固まりますね。国算理社の中で平均点の得点帯、10点基準のところに人数がいてるのが理科だとずっと思ってるんですよ。
ひどいときは受験者の半分以上が、たとえば平均点が70点だったら70点のところに半分以上いてると。
まず理科が苦手な子は、みんなが固まるところから外れない。理科で得点しようと思う子は、そこからひとつ超えるところの問題がなかなか取れないんだろうなという2つ話…最近あんまりしないですけど、それは間違ってないですよね。
写真
宇都宮
そうですね。プラス10点プラス20点取れた子は、やはり早さも問題量もかなりこなしてる生徒さんですよね。スピード自体がつけれてないと、試験の50分の中では90点に近づけないかなと。
学園長
問い数はどのくらいですか?
宇都宮
だいたい大問6~7なんですけど、化学2問、物理2問という形です。
学園長
全解答数は?小問は?
宇都宮
50問前後ですね。

理科に算数のちからは必要?

岩沙
理科で必要な算数の知識というか、計算はどれくらいあるんですか?算数が苦手だったら、理科は苦しいと言い切れるのか。それともそんな因果関係はないのか。
宇都宮
算数できないとむずかしいです。灘中ほどではないですけど。灘中は図形的な概念も必要なんですが、東大寺は基本的にここはこう、ここはこうという形でちゃんと整理していけるか。その算数的な計算のやり方を。ただ算数的感覚がない子は、そういうところの点数が取りにくい。
写真
岩沙
でしたら浜学園の算数にお任せください。
学園長
ふつうに四則演算する掛け算や比例式などが解けたらいいということ?
宇都宮
そうですね。使用できる式をぱっと認識できれば、算数的な問題も解けます。問題が出てきた瞬間に、速さの問題だなと思ったら速さの解き方がぱっと出てくるくらい。
写真
学園長
東大寺を目指す生徒なら、やはりその力が必要ですね。
岩沙
比とか割合とか弱い子は、算数科でフォローしていきます。
宇都宮
力学の場合なら、基本的にモーメントで解けばいいですし。比が使えない子は比を使わないようなやり方も教えてるんですよ。比の解き方とモーメントの解き方など、2つ3つ教えてます。
ただ、でもやっぱり地道にやらないから、モーメントなんかすべて計算で対応できる技なのに、あえて書いて左回りか右回りかをやるだけやのにやらない。書かない。だから書かせなきゃいけないんです。
学園長
それを公開学力テストの後の授業(注:小6東大寺学園中 入試予想問題徹底演習)で書かせてると。
宇都宮
まあ間違えてなんぼというような。だから今の時期なら、間違えて一生懸命直しして秋の収穫を期待する。そのための講座です。

理科に要求される力と対策

  • 基本的な問題と難しい応用問題の2つのアプローチが必要
  • 東大寺独特の問題は、知識の結びつけがポイント
  • 他塾にまさる圧倒的な問題数に取り組むことで、知識を解答に結び付けていける力とスピードが身につく
  • 間違いをフォローし、発展問題の対応力にかえていく必要

社 会

前田先生ってどんな人?ちょっと講義を覗いてみよう。

事務局
では、最後に社会をお願いします。

地理の統計は考える力が試される

前田
東大寺学園の社会の問題は、地理に一番特色があって訓練をしないといけないんですよ。地理の統計が非常にこみいっているというのが理由です。東大寺の授業では、地理の統計に慣れましょうという入り方をしています。
写真
事務局
どう込み入っているのですか?
前田
この講座って言うのはこういう統計がある順番を知ること。
まず、その順番って言うのは各都道府県の特色なんです。その事実ごとに組み合わせて、東大寺の場合にはこんな具合に割合が変化してきましたっていうことを聞いてきます。
丸暗記じゃなくて考えなさい、ということを要求する割合が、ほかの学校に比べると高いんです。
事務局
だから込み入ってると・・・
前田
だからその割合の変化を考えないといけないから、訓練がいる。
で、例えば毎年出てくるのが、時間があればみんな解けると思うんですよ、ところが限られた50分の枠の中で答えをだそうと思ったら、2分も3分も考えてたら時間切れになるわけですよ。
というのがあって問題の形式に慣れましょうというのが最大の狙いです。

入試問題は解く順番がいちばんのポイント

前田
で、次にどういう順番で解くかというので、合計点に影響してくるんですね。
たとえば東大寺の場合には、2点×50問、歴史の問題をたとえば3秒で答えを書いても2点、地理を一生懸命3分かけて答えひとつといても2点。そうすると合計点勝負のときにすごく差が出てしまうわけです。
写真
事務局
歴史のほうが解きやすい・・・
前田
で、生徒に言うのは、まずは歴史をときなさい、3枚目から歴史が始まっていても3枚目の歴史を解きなさい。で次は公民だと。大問の1が地理であってもそれは必ず最後に回しなさい、ということを言っています。
事務局
なるほど
前田
実際なかなかその通りにやらない子もいます。でもそれをやった子とやらない子とでは、例えば6点差が出るとすれば、社会で合格の範囲になるのか、いわゆるあとからの補欠追加合格がこないのかの差につながるんです。

知ってるのと書けるのは違う

前田
その次に歴史の話をすると、みんな授業は一生懸命聞いてくれるけれども、アウトプットが弱いんですね。
例えばですね、「太閤検地」という言葉を、「太閤」の「たい」が、太いのか大きいのか、まずここでえっ、とこまる。太閤の「閤」の中が合格の合なのか、各自の各なのか、ここでバツになる、検地の「検」が険しいなのか、言い出すときりがないくらい。太閤検地って言えばいちおう知ってるな、だけど実際書かせてみたらなんじゃこりゃみたいな。
事務局
あはは
写真
前田
そうするとアウトプットをさせてはじめてそれを相互採点したり、私たちが見てはじめてここ違うよ、覚え間違えしてるよというやりとりをして、2点、4点を確実に取らせたい。なので、話を聞いたことに対してアウトプットの訓練がいる。
だから実際の90分の枠の中で解いてみようね、一生懸命解いてみようねって言うわけですね。

社会の過去問は何年分を解いたらいいのか?

学園長
ひとつよく聞かれるのは、過去問が以前のやつは難しいと・・・そして何年前のものから経験すればいいのか?
前田
6年くらいですかね。10年も前のものは難しすぎて現実的ではないと思います。せいぜい直近6年の過去問を解けば、十分「あ、こんな感じやな」というのは分かると思います。
学園長
それは全分野そうですかね、地理にせよ歴史にせよ公民にせよ、すべてが平均的に?
写真
前田
そうですね、簡単ではないのですが、10年前と比べて解きやすくなっています。たくさんの訓練は必要はないよと、通常の3科(算・国・理)をやりながら社会を上乗せする。そのときの訓練の枠の中で十分対応できる問題だと思うんです。だから、社会のために何時間も余分にやらないとというほどのものではないと思います。ここ数年のものは。
学園長
なるほど
前田
ただしさっき言ったように、アウトプットのちょっとした意識の高さとか、知ってる社会の用語をどう使うというか、どういう突っ込みをされるかぐらいは知っとかないといけません。それは授業を聞けば「あ!そうなんや」という範囲におさまってますので、地理で点、社会で点をとるためにガンガンという姿勢はそんなにはないですね。
写真
学園長
この5・6年くらいの東大寺入試の問題に対応した授業内容になっていると。
前田
そうです、そうです。
前田
だからまず、たとえば3年なら3年解いてみて。社会のみ一気に。そしたらこんな感じやなってのがわかると思うんですよ。だから、傾向を知るためには6年一気にみる必要はないんですよ。
そのときにほとんどの生徒が地理がうっとおしいなとか、時間かかるなとか、それは正しい反応なんです。だから訓練しましょうということになります。
写真
前田
子供たちはこういうデータが求められるとか、こういう順番が求められるとか、たとえば鉄鋼の上位5つは?と質問されても、すぐに答えられることですね。そこは暗記が求められる。
たとえば窯業、焼きもの、セメント工業などに対して、順番を知ってるってことがつねについてまわってきます。今度それをどう組み合わせるかです。紙パルプや窯業、化学、鉄鋼など、まさに地理がずらっと並んでいて。上位5つがずらっと並んでて、穴埋めになってて共通する県どこでしょう、といった問題に対してどうやって解くねん、っていったら、「順番知ってる?まず順番覚えようね。それの組み合わせやで」と教える。そこをまずやってくれたら「いける!」という感触が得られるようになります。

歴史は「知識を暗記したらOK」と思っていませんか?

事務局
一般的に歴史は記憶する要素が強いと思うのですが、東大寺はどうですか?
前田
「覚えたらOKでしょ!」と思われている生徒や保護者は実際に多いです。ただ東大寺レベルの求めてるのは、覚えたものをどう使うのか、次が求められるんですよね。たとえば室町の三大将軍足利義満、知っててもそれを使えなければ点数にならない。
事務局
「使えなければ」というのは?
前田
もしかしたら保護者が想定してるのは足利義満知ってたら良いんでしょ、で終わってるかもしれない。でも私の授業はその次からスタートするんです。「つまり義満ってなにしたん?」「分かりません。」「それでは入試問題は解けないよ。いつごろの人?」「わかりません。名前しか知りません。」「・・・」といった感じです。そこのズレが大きいんですよ。
写真
事務局
知識と知識の関係性がイメージできないんですね。
前田
はい、いわゆる一問一答で知ってるというレベルでなんとかなる学校もあるんですけど、東大寺に関してはその次なんですよ。足利義満が何をしたか、それが時代にどういう影響を及ぼしたとか、観阿弥・世阿弥を保護したとかっていう文化の側面があるし、そういうことが普通に求められる。でもそこがつながってない。
事務局
なるほど
前田
あるいは言い方変えれば、足利義満と世阿弥が同時代だって認識ってあんまりないんじゃないかと。
人としては知ってても。でも入試問題を解くためには、その二人がもしかしたらこういう形で会話した、義満の前で世阿弥が能を舞った、というリアルタイムのイメージがあるかどうかやと思うんですよ。
それを「そうなんだよ。同時代なんだよ。あのおっさん二人会話したんやで」っていうイメージをつけるのが授業なんです。

社会に要求される力と対策

  • 地理の統計は考える力が必要。限られた時間で解くには、問題への慣れとスピードが求められる
  • 社会は解く順番がポイント。歴史→公民→地理の順番で
  • 暗記ではなく考えさせる問題形式に慣れる。
  • 知ってるのと書けるのはちがう。アウトプットの訓練が2点・4点の差に直結する
  • 過去問は直近の6年分ぐらいで十分。
  • 歴史は覚えた知識と知識との関係性までイメージできるかがポイント

東大寺学園中入試の乗り越え方を学ぶには

7月
灘・東大寺・洛南中対策講座
灘・東大寺・洛南中入試の算数・国語レベルの授業を行います。
東大寺学園中見学会
東大寺学園におもむき、東大寺の先生の案内で学校見学、実験、授業を受ける。夏休み直前に生徒のモチベーションはグンと上がる。
12耐特訓 3回
9:00~21:00までの12時間のイベントで午前中テスト・午後は最難関中対策講義・最後に合格発表を行います。灘中・東大寺中・洛南中専願・星光中・甲陽中・西大和中・洛星中の合格判定をします。浜学園男子最難関中最大のイベントとなっています。
灘・東大寺・洛南・甲陽・星光・洛星中入試対策プリント演習と
夏休みを乗り切るための夏期生徒集会・生徒教育相談
朝に説明会方式で夏休みの心構えを説明し、その後、計16本のテストを行います。また、教育相談で講師が生徒とマンツーマンで夏休みのスケジュール表をチェックし、様々な内容を本音で語り合います。
9月〜
12月
星光・東大寺・西大和過去問徹底特訓
星光・東大寺・西大和、それぞれ学校別に過去問の特訓を行う。実際の過去問を使用し、入試レベルに押し上げる。基礎が固まったこの時期からやるのが最適です。
9月
東大寺中入試練習
プレ入試の過去問を使用する入試練習です。
11月
東大寺中プレ入試
東大寺中の来年度の入試を予想した模擬試験。的中することが多い。
12月
東大寺中入試練習
プレ入試の過去問を使用する入試練習です。

伝統と実績に基づいた更なる進化

4月~
8月
小6東大寺学園中最高峰社会特訓講座
受講資格を公開学力テストで30位以内とし、東大寺中1位合格を目指す超高度な特訓です。
4月〜
8月
小6東大寺学園中入試予想問題徹底演習
東大寺入試の傾向に合わせたテスト形式の教材に取り組みながら、東大寺入試における得点力を磨いていきます。
6月~
12月
小6Web東大寺学園中合格導入対策国語・算数講座
過去の東大寺入試問題を徹底的に研究し、国語と算数の難問を解く力をしっかりと身につけさせる導入講座となっています。
予告
ミラクルweb
東大寺中の本講座専用入試予想問題(web解説付き)
予告
過去問web
東大寺中の過去問題(web解説付き)
個別相談会にお申し込み